■『電磁戦隊メガレンジャー』感想・総括&構成分析■


“私にもかつて不完全だった時代があった!”

 ブログ「ものかきの繰り言」の方に連載していた『電磁戦隊メガレンジャー』感想の、 総括&構成分析です。執筆中にコメントをいただきましたkanataさん、やり取りが内容に反映されている所もあります。改めて、 ありがとうございました。

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☆総括☆
 久保田博士バンザイ
 ギャラクシーメガバンザイ
 鮫島バンザイ

 率直なところ、メガレンは各キャラクターがかなり好きで、これだけキャラクター好きならそれは楽しく見られるよね、とは。
 戦隊メンバーでは耕一郎と千里が比較的好きで、みくも凄くいいポジションでキャラが立っていると思うし、 健太と瞬は比較的どうでもいい(おぃ)なりに嫌いではありませんし、早川さんは好き。
 そういう点で私にとって『フラッシュマン』とは正直対照的な作品と言えるのですが、 そこはまあ10年という歴史の蓄積が見られる所でもありましょうか。
 恐らくは、アニメ畑での活躍が長い武上純希・荒川稔久、がメインで組んだという影響があったとは思うのですが、メガレンは、 キャラクターを立てる、という事はかなり意識していた節はあり、それが巧く転がった作品だとは思います。
 その上で、それを“疑似家族”としてピースにはめる、という構成が最終的に成功した。
 そして何と言っても、ギャラクシーメガ。
 100人あまりの職員が乗ったまま戦うというこの超燃えロボットこそがメガレンの花であります。
 また、そんなギャラクシーメガを最初だけのネタにする事もせず、メインロボットの交代後も、随所で職員乗せたまま見せ場を作った、 というのが非常に秀逸でした。
 メガレンが巧かった事の一つは、ヒネラーの因縁を無理に高校生達に繋げず、久保田博士へとぶつけてしまった事。
 この展開への評は好みの分かれる所かとは思われますが、そうする事で、個人レベルの因縁を無理なく保ちつつ、 久保田博士と戦隊メンバーの関係性がより強固になる事で、ドラマを深めた。
 基本的に、成り行き戦隊という部分がある為、戦う為の使命感が薄かった5人が、それでも長い戦いを通してメガレンジャーとなっていき、 それを頼もしくも嬉しく思いながらも悔悟を抱える久保田、そして自ら戦士となる事を選んだ早川、人間を信じる事を辞めた鮫島。
 それらの要素が、最終盤に全てドラマとして繋がった、これがお見事。
 若干最後にやりすぎて、鮫島の逆恨み&久保田への怨念(ただしこれはタイミングの問題で、 鮫島は結局はどこかの誰かを逆恨みしたと思われる)に人類全てが巻き込まれた感じにもなってしまっていますが(^^;
 この中年同士の情念のぶつかり合いという戦隊史上に残る驚愕のテーマにも、一応、“友情”というテーマも絡めて、 初期の建前である高校生戦隊の青春もの、と繋げてはいるのですが。
 もう何度か、クラスメイトを絡めた高校生活エピソードを盛り込めればその側面も補えたかと思うのですが、これは惜しかった所。

 全体の構成で特筆すべき点としては、正体厳守にこだわり続けたところ。
 もともと戦隊シリーズには、「変身すると急にコードネームによる呼び合い(例:ジン→レッドフラッシュ)」になる、という課題があります。 これは作劇上の多少の違和感は承知で、マーケットを考えた時に、ヒーローをヒーローとして成立させておく為に仕方のない部分があったのですが (後に『地球戦隊ファイブマン』中盤以降、役者さんからの意見などもあり、変身後も個人名で呼ぶスタイルも徐々に出てくる)、 この「変身後は名前を呼ばない」という部分に真っ正面から設定をつけて切り込んだ部分は、 かなり意欲的(結果的にそうなったのかもしれませんが、序盤でシボレナにイエローの正体がばれないように工夫したりしていたし、 少なくも中盤以降は作劇上で一つのテーマとしている)だったと言えるでしょう。
 中盤以降、動きが宇宙刑事テイストだったりざっくり古典的な顔ばれ系ヒーロー・早川/メガシルバーを出す事で逆に対比を強くしていったのも、 おそらくはかなり意識的。途中でコメントで指摘いただきましたが、「早川のお陰で、 メガレンジャーの5人もアイネットの適当な関係者と思われているのでは」という結果的に煙幕になっている解釈も、非常にアリだと思います。
 最終的には、正体バレが物語と絡み、やや急な展開ではありましたが、ヒネラーの過去も含めたテーマ性と繋げたのはお見事。
 感想本文でも触れましたが、メガレンはなんだかんだで、随所に盛り込んだ伏線や要素が、 だいたい物語の中でしっかりと収束しているという点は、評価されて良いと思います。
 ……………………敢えて言ってしまうと、肝心要とアピールしていた“青春”が置き去り気味なのですが(笑)
 ただこれが、スタッフの中でどこまでウェイトあったかは、相当に怪しいとは思います(笑)
 本当にその気があったら、もうちょっと、こだわっていたと思う。
 その路線を捨てて、久保田と鮫島の話にしてしまったのは、個人的には正解であったと評価しています。
 それが正解な戦隊ものどうよ、というのはさておき。
 好きだから仕方がない。
 全体としては、序盤の単発エピソードの弱さ、スーパーギャラクシーメガ出てからネジレンジャー出てくるまでが今ひとつ盛り上がらない (メガシルバー頼り)、とかありますが、ネジレンジャー出てきてからのラスト1クールは非常に好きです。
 終始、ネジレジアが蹂躙されっぱなしという構成は、好みの分かれる所かとは思いますが(笑)

 演出面では、重鎮・長石多可男がメインを務め、中堅の竹本昇、辻野正人に若手の田崎竜太という組み合わせで、長石監督は安定として、 16話の好演出をはじめ辻野監督が光りました。長石監督はいい時は抜群にいい一方、流し気味に撮っている感じがする時もあるので、 平均的な質を向上させたという部分では、辻野監督の存在は大きかった。
 しかし終盤も終盤に2話だけ、ベテランの坂本太郎が参加していたのはなんだったのか……。

 好きなシリーズなので誉める所から始めましたが、欠点を挙げると、変身後の個性の薄さ。
 個人武器とキャラクター性の関わりが薄く(特にメガスリングとメガキャプチャー辺りは、誰がどう使ってもいい)、 合体攻撃もレッドと4人に分かれる演出が、盛り上がりとしては今ひとつ。各色ごとに設定されたスーツの特殊能力も、 ときどき思い出したように使うので、むしろ非常にご都合になってしまったのは、いただけない所。 これはもう少し物語にしっかり組み込んで欲しかった。
 また、後半に登場したボイジャーマシンも、せっかく個人メカの合体という体裁を取っているにも関わらず、初登場時以外は、 まったく個別使用されず。……まあ、明らかに地上で使用するメカという感じも無いのですが。
 当初は宇宙ミッションのようなシナリオの予定もあったのか。
 もともとメガスーツが宇宙開発用ですし、50話ではシルバーとユガンデの月面バトルもあるので、拾いきれなかった初期設定の名残、 という感じもありますが。
 実際、撮ろうと思うとシナリオ的にも演出的にも難しくなりますし、プロットはあったけど諦めた宇宙ネタのエピソード、とかありそうです。

 脚本面ではメインの武上純希は今ひとつ評価していませんが、脇を締めた荒川稔久、後半を固めた小林靖子、 と二人の腕利きがサブをしっかりと務め、平均レベルを保ちました。谷間の登板のような形で5本を書いた柳川茂も、 特に傑作回も無い代わりに駄目回もなく、単発エピソードで巧くテンポを作ってくれました。 非常に脚本陣の連携が取れている感じがあったのが、何より良かった所だと思います。

好きなエピソード・ベスト3
  • 第5話「キメるぜ! これが裏技バトル」
  • 第38話「戦慄! ネジレジアの凶悪戦隊」
  • 第16話「激ヤバ! オレたち 死ぬのか?」

 メガレンを象徴するエピソード、として、ギャラクシーメガ回である第5話。久保田博士と5人の関係性が先に向けて構築されるエピソードでもあり、 ギャラクシーメガの魅力の発揮される回となりました。
 38話はネジレンジャー登場回。終盤に向けての一発盛り上げ&久保田vs鮫島の本格発動で、印象深い。
 それから、毒ガステロ回は、高校生戦士のメンタル面に踏み込んだ、メガレンらしさの出た、前半の良エピソード。

 滑り気味の格ゲー風味演出、見た目パッとしない(失礼)長官ポジション、成り行き高校生戦隊、と、非常に期待値の低い滑り出しでしたが、 個人的には物凄く“化けた”作品。特に、長官/博士ポジションが大好きの私としては、初めがっかりした久保田博士が、 徐々にいい味を出していって最終的に凄く格好良くなる、というのがお気に入りです。
 改めて、巧くまとまった作品。
 また見て良かった『メガレンジャー』。

☆総括番外:大博士リー・ケフレンとDr.ヒネラー☆
 『超新星フラッシュマン』の敵役であったリー・ケフレンと、Dr.ヒネラー、最終的に肥大した己の狂気で戦隊の前に立ちふさがる事になる二人ですが、 微妙に似た雰囲気があります。
 東映公式の配信の都合で同じ時期に見たからというのもあるのでしょうが、『メガレンジャー』にはどこか、 『超新星フラッシュマン』を下敷きにした所があるのかな、と思わせる所が幾つかあるのは興味深い。
 ケフレン(メス)とヒネラー(ネジレジア)の単純な共通点でいうと、
 ●真の大ボスはなんか超存在
 ●マッド系科学者
 ●身内に甘い
 ●クールなようで激情家
 ●実はもともと、侵略される側の存在
 ●女性部下が、最終的に娘的存在となる
 ●終盤にクーデター
 まあ、類似点に関しては他作品・他キャラクターでも幾らでも出てくるかとは思いますが、それでも立ち位置は近い。
 もっとも一番根本的な所で、ケフレンの場合は“地球人である自覚は無かった”のに対し、 ヒネラーは“地球人として復讐の為にネジレジアを利用していた”という部分が大きく異なるのですが、むしろその部分において、 最初からしっかり伏線を引いていって(モチーフという意味で)ケフレンを焼き直したのがヒネラーだったのだろうか、という気もします。
 その上で、『フラッシュマン』後半では非常に唐突だった「地球人なんてウジ虫だ」を、 ヒネラーの場合は最初から「不完全な人間ども」というモチベーションに変え、復讐者として造形したのがヒネラーだったのかなぁ、と。
 実際、ヒネラーがたまーに使う悪魔科学装置は、遺伝子シンセサイザーに似ていたり。
 そう考えると、ラボーとデスネジロも似ているように見えてくるから不思議(笑)
 多分に偶然の要素も多いかとは思いますが、かといって、大外しはしていない気がする、ちょっとした考察でした。

★構成分析★
〔メインキャラ〕は、そのエピソードの中心になったキャラ。選定は筆者の視点に基づきます。
〔評〕は、大雑把な各エピソードの評価。◎……名作、○……それなりに面白かった、−……普通、×……駄目回。
ただし、どこに基準を置くか、を考えるとややこしくなるので、相対的というよりは印象評価だと思ってください。 記憶と感想を読み返してのものなので、微妙にリアルタイムで見た時と、違っている所もあるかもしれません。 自分の中で『メガレンジャー』を見ていたイメージの山谷を、目に見える形にしてみようと思ったもので、非常に私的な基準であるとご了承下さい。

話数監督脚本メインキャラ備考
長石多可男武上純希―― 〔邪電帝国ネジレジア、地球侵攻〕
長石多可男武上純希―― 〔ギャラクシーメガ登場〕
竹本昇武上純希 〔ネジレ獣、巨大化〕
竹本昇荒川稔久耕一郎
田崎竜太武上純希ギャラクシーメガ
久保田
田崎竜太武上純希みく ×
長石多可男荒川稔久耕一郎×千里
長石多可男武上純希健太
竹本昇武上純希千里×健太 〔ユガンデ、パワーアップ〕
10竹本昇荒川稔久
11田崎竜太荒川稔久千里
12田崎竜太武上純希耕一郎
13長石多可男武上純希健太
14長石多可男武上純希みく×健太
15辻野正人柳川茂
16辻野正人小林靖子――
17田崎竜太荒川稔久みく×千里 〔修学旅行〕
18田崎竜太荒川稔久耕一郎 〔修学旅行〕
19長石多可男武上純希健太×久保田 〔ネジレジア新幹部登場〕
20長石多可男武上純希健太 〔デルタメガ登場〕×
21長石多可男武上純希健太 〔スーパーギャラクシーメガ誕生〕
22辻野正人荒川稔久瞬×みく
23辻野正人柳川茂健太×千里
24田崎竜太小林靖子早川 〔メガシルバー登場〕
25田崎竜太小林靖子早川
26長石多可男小林靖子耕一郎×早川
27長石多可男武上純希
28辻野正人荒川稔久千里×耕一郎
29辻野正人柳川茂みく
30田崎竜太武上純希健太×瞬
31田崎竜太小林靖子――
32田崎竜太小林靖子―― 〔メガボイジャー登場・ギレール、死亡〕
33長石多可男荒川稔久健太 〔サイコネジラー登場〕
34長石多可男柳川茂耕一郎
35辻野正人小林靖子健太×みく×早川
36辻野正人小林靖子―― 〔メガウィンガー登場〕
37田崎竜太荒川稔久千里 〔文化祭〕
38田崎竜太武上純希―― 〔邪電戦隊ネジレンジャー登場〕
39長石多可男武上純希健太 ×
40長石多可男小林靖子千里×みく 〔ネジピンク、死亡〕
41辻野正人小林靖子瞬×早川 〔ネジブルー、死亡〕
42辻野正人武上純希みく
43長石多可男武上純希―― 〔ネジレンジャー壊滅・ジャビウス1世陛下、死亡〕
44辻野正人小林靖子健太
45長石多可男柳川茂健太 〔ネジレ次元崩壊・ヒネラーシティ登場〕
46辻野正人武上純希――
47辻野正人小林靖子耕一郎×千里
48坂本太郎武上純希―― 〔ヒネラーシティ崩壊〕×
49坂本太郎小林靖子久保田
50長石多可男武上純希―― 〔ユガンデ、死亡・シボレナ、死亡〕
51長石多可男荒川稔久―― 〔Dr.ヒネラー、死亡〕

(演出担当/長石多可男:19本 辻野正人:13本 田崎竜太:13本 竹本昇:4本 坂本太郎:2本)
(脚本担当/武上純希:22本 小林靖子:13本 荒川稔久:11本 柳川茂:5本)

 メイン&準メイン回の配分は、以下。()内は、単独メイン回。
 〔赤:14(8) 黒:8(4) 青:7(4) 黄:9(2) 桃:8(3)〕
 これに5人以外のキャラクターが
 〔銀:5(2) 久保田:3(1) ギャラクシーメガ:1〕
 組み合わせでは、
 〔黒×黄:3 黄×桃:2 赤×黄:2〕の他、赤×桃・赤×久保田・青×桃、黒×銀、赤×青、青×銀、赤×桃×銀、 がそれぞれ1回ずつ。
 2クールまとめた時点でも書きましたが、千里はどのキャラとも絡めやすいので、大活躍です(除く瞬)。 単独エピソードの回数で少し割を食いましたが、その分の配慮なのか、文化祭エピソードでは、 メイン回にしても非常にフィーチャーされたエピソードとなりました(なお、あのエピソードでの歌は実際に本人による収録との事)。
 全体としては、最後までバランスの取れた配分。特にメガレンは各キャラクターが立っている上で、 焦点の合ったキャラと他のキャラを絡めて話をきちっと展開できたので、変に偏った感じがないまま展開できました。
 優等生ズは優等生ズで話が作れるし、アホの子達はアホの子達で話を作れるし、優等生ズとアホの子を絡めても話が出来るし、 という辺りのバランスが実に巧み。

 評点ですが、これは駄目だ……という回は
 〔6,20,39,48〕
 それぞれ、デジタンク登場回、デルタメガ登場回、健太の正体がバレる回、ヒネラーシティ壊滅回。
 6話と39話は、単純に脚本が酷すぎた回。特に39話は感想の方でも触れましたが、シリーズワーストと言える内容。 最終盤の致命的な疵となった48話ですが、この回は本当に何だったのか(^^; 坂本監督の急な登板、 基本的な要素を消化できなかった脚本、演出と、どうしてこうなってしまったのか、という回。
 そこまで盛り上げてきただけに、非常に勿体ない回でした。
 面白かった回としては、
 〔17,19,30,38,44,47,50〕
 スーパーみく、ギレール登場、ギガギレール登場、ネジレンジャー登場、正月総集編、受験組ヒネラーシティ突入、ユガンデ最終決戦。
 大体イベント回で、盛り上げ所で大きく外しはしない作品ではあるなと……デルタメガ回とヒネラーシティ壊滅回は失敗しましたが(^^;
 正月総集編は、構成と演出が利いて、いい話になったと思います。
 傑作回としては、
 〔5,16,51〕
 5話はメガレンを象徴する話、16話はメガレンの設定で面白い話を書くにはこうだ、という手本のような出来になった前半の名品、 そして最終話。
 前半、可もなく不可もないエピソードが続いていた本作において、新規参加の小林靖子が、 高校生戦士のメンタルに踏み込んだエピソードを書いて参加したのは、非常に大きかったと思います。ここからギレール登場までは非常に巧く繋がりました。
 その後、デルタメガ絡みのエピソードが消化不良になってしまうのですが、メガシルバーの加入で何とか誤魔化して、 ネジレンジャー登場からラスト1クールは一気に盛り上げてまとまった感じ。
 感想本文でも触れましたが、デルタメガ登場後、いきなり電波乗っ取りエピソードになってしまったのは、辛い展開でした。 ここで間に通常のエピソードを2話ぐらい挟んでからスーパーギャラクシーメガに持っていければ盛り上がっただろうと思われるだけに、 構成としては残念になった所。デルタメガ−スーパーギャラクシーメガはセットなので、玩具展開の都合があったのでしょうが、勿体なかった。

 しかしまあ、2話に戦艦を破壊されたのを皮切りに、有利になったと思ったら長くても3話ぐらいでひっくり返され続けるネジレジアは、 本当に悲惨。基本、悪の組織なのでヒーローには負けないといけないわけですが、それにしても、 歴代で飛び抜けて悲惨に見えるのは何故なのか。基本、作戦がせせこましい上に、高笑いしている時に限って無惨にやられるからか……?
 結論:ヒネラーが悪い。

 「私は勝つ! 私の科学は絶対に勝つ!」
 「おまえは、絶対に、勝てん!!」
 以上、長々とお付き合い、ありがとうございました。

(2012年1月30日)
(2017年9月4日 再改訂)
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