『電磁戦隊メガレンジャー』主な登場人物紹介
(※内容には、筆者の偏見と若干の妄想を含みます)
<メガレンジャー>

◇メガレッド/伊達健太 (大柴邦彦)
 諸星学園高校3年生。ゲームが趣味で、アーケードゲーム『メガレンジャー』を通して、アイネットにスカウトされ、メガレンジャー のスーツ要員に選ばれる。メガレンジャー5人の中ではただ一人、正規ルートでスカウトされた人員だが、実はメガレンジャーとしての 戦闘力はメガブラックなどに劣るのではないかと思われる。ただ、その才能はロボット戦において最大限に発揮され、ギャラクシーメガ他 のパイロットとしては折り紙付きといっていい存在。
 直情的で喧嘩っ早く、不真面目な発言の目立つお調子者だが、秘めた責任感はかなり強く、仲間想い。メガレッドとしてネジレジアと 戦う中で、人間的にも強く大きく成長していく。
 好物はカルビ。好きすぎて自室で一人焼肉をするぐらいで、しばしばメガレンジャーとしての任務の報酬と言って久保田博士に焼肉を 要求していた。ロボットや貰った装備に対してやや過剰気味に愛情を注ぐ傾向がある。
 個人武器はドリルセイバー。後に追加装備としてバトルライザー。マルチアタックライフルとは別に、対ネジレ獣の必殺攻撃として ドリルスナイパーカスタムを個人で使用可能。


◇メガブラック/遠藤耕一郎 (江原淳史)
 メガレンジャーの実質的リーダー。生真面目な優等生で努力型の秀才。朴念仁。一度受け入れたからには、とメガレンジャーとして の任務に一番熱心であるが、こうと決めた事に対して打ち込みすぎるきらいがあり、その姿勢は、もはやマッド。
 朝4時起きでのトレーニングを日課にしている他、事ある毎にメンバーを鍛えようとしては煙たがられているが、責任感の強さと面倒見 の良さで、仲間を引っ張っていく存在。彼が居なければ、半ば成り行きで戦う事になった為に任務に対する意識の薄いメガレンジャーは 序盤に崩壊していた可能性すらある。
 特技はサッカーと説教。
 個人武器はメガロッドで戦闘はパワータイプ。また、4つの武器を合体させて放つマルチアタックライフルの主な射撃役。


◇メガブルー/並樹瞬 (松風雅也)
 メガレンジャーの二枚目ポジション。CGデザイナーを目指しており、5人の中では最もパソコンの扱いに長ける。
 学年トップの成績を誇り、他人が苦労している事を、ひょいひょいとこなしてしまう天才肌。その為か、優等生トリオ(黒・青・黄)の 中では最もノリが軽く、堅苦しい所がない。一見クールで他者を突き放したような所があるが、認めた相手には真摯で人なつっこい面も 見せる。
 亡き母が世界的なフルート奏者であり、自身もフルートの演奏をたしなむ。
 個人武器はメガトマホークで戦闘はスピードタイプ。また、スーツの機能でバーチャルシアターという、敵をバーチャル空間に引きずり 込む攪乱攻撃を使用できる。


◇メガイエロー/城ヶ崎千里 (田中恵理)
 メガレンジャーの実質的サブリーダー。耕一郎と並ぶ優等生タイプで、将来の夢はカメラマン。デジタル研究会が微妙に治外法権 気味なのは中盤以降はアイネットの圧力が想像されるが、耕一郎・瞬・千里、と学年トップクラスの優等生が揃い踏みしている影響も 少なからず有ると思われる。
 みくとは親友の間柄で、アホの子の相手に慣れている為か、健太との絡みも意外と多い。姉御というよりは母親ポジション。 メガレンジャーを疑似家族と仮定するならば、しっかり者の長女か。耕一郎とは何となく互いを意識しあっている素振りはあるが、似た 者同士の共感なのか具体的な好意なのかは互いにはっきりしない、恋愛未満。
 趣味と特技は歌。
 個人武器はエネルギー弾を飛ばすメガスリング。また、ブレードアームという高い攻撃力を持ったチョップ技を使える。おそらく、 テンションが高い時の戦闘力はメガレンジャー最強。スーツの機能で、視覚的な精密探査を行える。


◇メガピンク/今村みく (東山麻美)
 メガレンジャーのムードメーカー、愛されるアホの子。基本的なテンションが高く、考えるより先に行動するタイプ。耕一郎とは 対照的に、物事に対する反応が気楽。即物的で誘惑にも弱いが、芯は真面目な所があり、なんだかんだでメガレンジャーとしての戦いにも 真剣に取り組んでいく。得意技は早とちり。
 千里とは親友だが、面倒を見て貰う立場で居る事に、コンプレックスを持ってもいる。学業成績は、中の中、程度。健太とセットで 扱われる事が多いが、実はそれほど悪くはない。
 瞬の事が好きで、夏期講習の時に待ち伏せするなど定期的にアタックを仕掛けているが、適当にはぐらされがち。
 個人武器は超音波を発して攻撃するメガキャプチャー。スーツの機能で、電波の分析や攪乱を行える。


◇久保田衛吉 (斉藤暁)
 アイネットの科学者で、メガレンジャーの指揮官。ネジレ次元の存在に気付き、その侵略に備えた地球防衛プロジェクト「メガ プロジェクト」を先導していた人物で、メガスーツの中心的開発者。
 成り行きもあってメガレンジャーにしてしまった5人の高校生達とは当初は感覚のズレもあったが、互いに信頼関係を育んでいく事で、 5人にとっての父親的存在となっていく、『メガレンジャー』における父性。姿を消したかつての親友・鮫島と似た部分を持つ健太の事を 特に気にしている。
 100人あまりの職員を乗せたままロボットに変形して戦闘を行う、というトンデモなコンセプトの巨大ロボ・ギャラクシーメガの運用 に成功している事から考えると、部下からの信望は厚い模様。優秀な科学者でもある筈だが、そういった面よりもむしろ、組織のバランサー、 調整役として高い能力を発揮しており、柔軟性の高い現場指導者。ただし、緊急時には割と役に立たない場面も見受けられ、 もともと本職ではないといえ、作戦指揮官としての能力は高いとはいえない。アイネット内部における実際の立場や権威はよくわからない が、奔放なメガレンジャー及び部下(主に早川)と、頭の固い上層部の間で板挟みになりがちで、中間管理職の悲哀も漂う。
 小太りの中年だが学生時代はボクシングをやっており、見た目よりも行動派で熱血漢。特技はトランペット。


◇メガシルバー/早川裕作 (金井茂)
 アイネット特別開発班のチーフで、天才的なエンジニア。メガレンジャーの装備や巨大ロボットの開発などを担当。25歳。 彼女なし。24話から登場。
 天才ではあるが、天才ゆえに、というべきか、突飛な発想と行動でしばしば周辺を混乱に巻き込み、主に久保田の胃を痛める。無軌道な 横紙破りを得意とし、目立ちたがりで格好つけ。飄々とした性格は無責任にも見えるが、熱い志の持ち主。メガレンジャーのプロトタイプ スーツを改良し、自らメガシルバーに変身。メガレンジャー6人目にして最強の戦士として、5人と共に戦う中で、5人の兄貴分的存在と なっていく。
 科学者ではあるが、スーツを着ての戦闘に対応できるように、体は鍛えている模様。特技は料理。
 個人武器は、銃と剣が一体化したシルバーブレイザー。必殺技は射撃と斬撃を組み合わて放つブレイザーインパクト。


◇川崎省吾 (田中優樹)
 ギャラクシーメガのチーフエンジニア。父親は、ロボット工学の権威・川崎博士。
 割合と謎が多く、作中に出ている情報を全て素直に受け止めると、“高校中退してアイネット就職して、若干17か18にして地球 を守る最前線でチーフエンジニア”という物凄くスーパーなキャラ。若干、ロボフェチ。20話から登場。


◇立花 (宮下敬夫)
 メガシップ内部の司令センターの場面に出てくるアイネット関係者で、唯一、個別の名前を持っている人物(他は全て、「アイネット 職員」扱い)。常に白衣を着た人の良さそうな中年男性。久保田の副官らしき役割のようだが、都合により、画面上に居たり居なかったり する。




<邪電帝国ネジレジア>

◆Dr.ヒネラー(鮫島) (森下哲夫)
 ネジレジア地球攻略軍の司令官。その正体は、別次元の存在を証明しようとして行方を絶った、久保田博士のかつての親友であり 地球人の天才科学者・鮫島。ある野望を胸に秘めて、地球侵略の最前線に立っている。己の能力に自信を持ちすぎるあまり、事を拙速に 運ぶ傾向が強かったが、侵略者の司令となってもその性格は変わらず、自信過剰と情報分析の不足が目立つ。
 一方で、まぎれもない天才であり、ネジレジアにおける新兵器の開発などは、ほぼ全てヒネラーの独力によるものである。その為個人 では全作戦をカバーしきれないのか、時々、現地の技術を利用した省エネ作戦を展開する。
 人間を不完全な生命体として蔑んでおり、自己の価値観に忠実で冷酷非情ではあるが、身内(シボレナ、ユガンデ)にはダダ甘。また、 クールな悪役を気取っているふしがあるが、どちらかといえば激情家といっていい。


◆シボレナ (城麻美)
 ヒネラーに対する忠誠心の篤いネジレジアの幹部で、主に謀略を担当。趣味はコスプレ、特技は甘い誘惑と洗脳作業。サディスト 傾向で、敵を見下ろして笑うのが好き。同僚のユガンデとは互いを信頼しあう仲で共同で作戦にあたる事も多い。地道な情報収集も怠ら ないこまめなタイプだが、悪事をする時に、部屋の窓を閉め忘れるという悪い癖がある。
 戦闘時は、鞭状に変形するレイピアを使用。戦闘力は、高からず低からず。


◆ユガンデ (CV:鈴置洋考)
 ヒネラーに対する忠誠心の篤いネジレジアの幹部で、猛将タイプ。個人の戦闘ではメガレッドを圧倒するなど、優れた部分を見せる が、馬鹿あまりにも馬鹿。作戦指揮には全く向かない。
 その立ち位置は、指揮官というよりは用心棒。
 戦闘においては主に剣を使用する他、各種光線技も用いる。攻撃力だけではなく生命力も強く、幾度も強化改造を受けて、メガレンジャー の前に立ちはだかった。しかし馬鹿あまりにも馬鹿
 筆者は長らく「ユガン」だと思いこんでいたが、正しくは「ユガン」。


◆ビビデビ (CV:関智一)
 小悪魔のような外見をした謎の生物。3話においてヒネラーの改造を受け、ネジレ獣を巨大化させる《巨大化ウィルス》を注入 できるようになる。ユガンデあたりに邪険にされる事が多いが仲間意識は存在し、れっきとしたヒネラーファミリー。
 ネジレジア側におけるコミックリリーフ的存在であるが、ネジレ獣を作成する事も可能であり、劇中でネジレ獣を指揮した事もある。


◆ジャビウス1世 (CV:大友龍三郎)
 ネジレジアの支配者。絶大な力を持つ謎の存在。


◆ギレール (CV:仁内建之)
 地球侵攻に手間取るヒネラーへの増援として、ネジレジア本国から派遣された幹部。19話から登場。
 極めて悪辣にして卑劣。奸智に長け、勝利の為には手段を選ばない策士。基本的には謀将ではあるが、自らも前線に立ち、長剣〜短剣に 変形する片手剣を扱う。また、凄まじい高速移動術の使い手で、戦闘力も高い。



<その他>
◆大岩巌 (野添義弘)
 健太達の担任で、地学教師。生活態度が非常にだらしなく、常に全身脱力状態で頼りないが、生徒思いで懐が広く、多くの生徒から 好かれている。第12話から登場。


◆タケシ (浅利陽介)
 健太の事を兄貴的な感じで慕っている小学生。健太のゲーセン友達(精神年齢が似通っている為)。メガレッドのファン。


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