■『科学戦隊ダイナマン』感想まとめ2■
“燃えろ火の玉! 燃えろ火の玉!”
ブログ「ものかきの繰り言」の方に連載していた『科学戦隊ダイナマン』
感想の、まとめ2(11〜20話)です。簡易構成。文体の統一や、誤字脱字の修正など、若干の改稿をしています。
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まとめ1 ・ まとめ3 ・
まとめ4 ・ まとめ5 ・ 総括
<主な登場人物>
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☆ダイナレッド/弾北斗:オートレーサーにして、内燃機関などの研究者。剣道家であり、また、OPを見る限りではボクシングなどの
格闘技にも長ける模様。知勇兼備の二枚目だが、センスが残念。
☆ダイナブラック/星川竜:宇宙人と会うことを夢見る、自称、伊賀忍者の末裔。生身で宙を舞い、手から糸を出し、
分身の術を操るなど、圧倒的な戦闘能力を誇る超人。
☆ダイナブルー/島洋介:海を愛する海洋研究者。水中戦を得意とする。
☆ダイナイエロー/南郷耕作:ラーメンを愛してやまない、植物と農業の研究者。射撃と運転が得意な模様。
☆ダイナピンク/立花レイ:動物と会話する研究を行っている、ダイナマンの紅一点。フェンシングの使い手。
☆夢野久太郎:科学戦隊の総司令。普段は冴えない発明おじさんだが、ジャシンカ帝国の侵攻を予期し、ダイナロボなどを開発していた、
謎多き人物。
−−−
★帝王アトン:ジャシンカ帝国を統べる、9本尻尾の帝王。
★カー将軍:ジャシンカ帝国の参謀にして進化獣の開発者である、7本尻尾の将軍。
★メギド王子:アトンの息子で、5本尻尾。地上侵攻作戦の指揮を執る。
★キメラ王女:メギドの従妹で、4本尻尾。ジャシンカ一の幻術の使い手。
- ◆第11話「魚が人間を襲う日」◆ (監督:東條昭平 脚本:寺田憲史)
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魚を意のままに操る能力を持つマリンランドの所長の力をイルカシンカに吸い取らせてイルカシンカを海の王にする……
てなんかもう、さっぱりわかりません(笑)
イルカシンカの魔の必殺技・潮騒返しを受け、海に転落したブルーは、人魚姫に出会った……気がした。
まあ、地底人が居るなら、水棲人が居ても、おかしくはありません。
海を愛する島は人魚姫と魚たちから海を守ってくれと頼まれるのですが……どちらかというと、
マリンランド所長の魚からの慕われっぷりが凄い。所長は海神の転生か何かなのかもしかして。
酸素欠乏症による幻覚 海の底から復活したブルーの活躍で、ダイナマンはイルカシンカを撃破。
巨大戦では、ハンマーで膝を潰して、ジャンプ攻撃を封じるレッド、えげつない。
- ◆第12話「狙われた血液銀行」◆ (監督:服部和史 脚本:松本功)
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進化獣ノミシンカに毒液を注入された人間はノミ人間と化し、更にそのノミ人間に毒液を注入された人間もまたノミ人間となっていく
……とノミ人間を無限増殖させる筈だったが、ノミシンカが体内で毒液を精製する為には大量の人間の血液が必要……
と燃費の悪いノミシンカのために、献血車を襲撃する事になるジャシンカ帝国。
ダイナマンがしゃしゃり出てきたらどうするかについて
メギド「俺がやっつけてやる」
キメラ「あーら、まだ懲りてないの」
王様「やめんかメギド」
本日も王子は小物フルスロットル。
次々と献血車を襲うノミシンカだったが、ダイナマンの囮作戦に引っかかり、作戦変更。今度は血液銀行を襲い、十分な血液を蓄え、
ノミ人間を増殖させていく。
だが、調子に乗って次に襲った血液銀行の血液は、ダイナマンによってすり替えられたワインであった!
すっかり酔っ払ったノミシンカから血液を守り、撃破。巨大ノミシンカの敏捷な動きにダイナロボは苦戦するが、
今日も最強光線兵器ダイナフラッシュで動きを止め、科学剣・稲妻重力落としでずんばらりん。
どんな攻撃を受けていても、反撃→必殺技に繋がる、ダイナフラッシュは恐ろしい。
しかし前回と今回の進化獣の戦闘力の差を見ると、カー将軍、キメラ王女の事、贔屓してませんかね……?(笑)
- ◆第13話「さらわれた花嫁」◆ (監督:服部和史 脚本:鷺山京子)
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結婚式場に乗り込み花嫁を次々とさらうカエルシンカ。
ジャシンカ歴7777年7月に、7人の花嫁をカエルシンカの花嫁とし、その瞬間に命を奪う事で、
その心臓を不老不死の薬とし帝王アトンに捧げるため、カエルシンカが次々と花嫁をさらっていく!
誘拐事件がそれぞれ水辺で起きている事に気付いたダイナマン、湖のほとりの教会でレイが花嫁として結婚式を偽装し、
進化獣のアジトを探ろうと囮になる……。
という、立花レイ、ウェイディングコスプレ回。
フェンシングでの立ち回りも盛りだくさん。
特筆すべきは、ロボ戦で、ブルーがカエルシンカの催眠術を受けた結果、ダイナロボの右腕が動かなくなった事。
どうやらダイナロボはレッドがメインで指示を出すも、
右腕:青/黒:左腕
右足:桃/黄:左足
という担当で動かしていた模様。
実に効率悪そうと言うべきなのか、凄まじく息の合ったコンビネーションと言うべきなのか……!
- ◆第14話「突撃チョロッポ兵」◆ (監督:山田稔 脚本:寺田憲史)
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衣装チェンジ……黒以外!
メギド王子は「カー将軍に作ってもらったゲンゴロウシンカ」(「おじさんに貰った車」みたいな)の洗脳音波により、
人間の子供達を侵略の先兵に仕立て上げ、東京侵攻作戦を計画する。
「名付けて、チョロッポ兵!」
進化獣のアジトを突き止めるべく、聴力拡大センサーをヘルメットにつけ、バイクで走り回る北斗。
これがまた、間違えた電人ザボーガーのようなデザインで、安定の残念さ。
メギド王子には負けないゾ(あれ?)
クライマックスは、アジトに乗り込んだダイナレッドが、「気の毒だが、眠ってもらう」と子供達(チョロッポ兵)
をパラライザー的な何かでまとめて眠らせ、ゲンゴロウシンカはざっくり撃破。
次回、伊賀忍者vsジャシンカ忍者!
- ◆第15話「忍術対キメラ妖術」◆ (監督:山田稔 脚本:曽田博久)
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ヤモリシンカに襲われていた少年を助ける竜。
少年は風魔忍者の子孫を名乗る、風魔ワタル。「家来にならないか?」と言われた竜は、ワタルを放っておくことも出来ず、
行動を共にする事に。
その頃、ジャシンカ帝国。
「はははははっ、王女キメラともあろうものが、子供なんざ追い回して、何をしておるのだ?」
王子、高笑い。
「四本尻尾が泣くぞ、四本尻尾が」
王子、セクハラ。
「なに、財宝?!」
王子、驚く。
「メギド王子、うかうかしているとキメラ王女に負けてしまいますぞ」
王子、将軍に叱られる。
キメラの目的は、ワタル少年が秘密の隠し場所を知る風魔忍者の財宝を手に入れ、帝王アトンに献上する事にあった。
王様「ジャシンカ帝国建設の軍資金にするのだ」
……って、随分せせこましくなってきましたが、やっぱり地上で活動するには、地上の通貨が必要という事なのでしょーか。
財宝を探しに山の中を歩く竜とワタル、竜はワタルに家に帰るように諭すが、ワタルはそれを聞き入れない。
「家来だからこそ、あえて厳しい事を言うのでござるよ」
「ワタル殿は忍者というのを、ただ格好良く、気ままに遊び暮らしている人間と勘違いしているようでござるな」
……あれ、違うの?(笑)
「忍者というのは、命がけの厳しいものでござる」
まあ、確かにそれは。
ネタに命がけ、的な意味で。
そこへジャシンカ帝国が二人を襲撃。キメラ王女の吹き矢を受けた所にヤモリクラッシュを食らった竜、滝から転落。
ワタルに迫るヤモリシンカだが、その時、くノ一に扮したキメラ王女が「女忍者・キメラ!」を名乗るとヤモリシンカを蹴散らす
三文芝居でワタル少年を信用させ、財宝の場所へと案内させる。まんまと財宝を手に入れ、用済みとばかりにワタルを始末しようとする
キメラだったが、そこへ忍者装束を身につけ、本気モードの星川竜、復活!
「ワタル殿、こいつは忍者ではない!」
大事なのは、そこかッ!
竜vsキメラ王女がしばらく続き、冒頭の戦闘に加えて、今回は忍者アクション盛りだくさん。
本気モードでキメラ相手に善戦する竜だったがさすがに追い詰められた所で、ダイナマン登場。キメラ王女は退却し、
ヤモリシンカと戦闘。
謎のフォーメーション、ストロボ攻撃は、ダイナマン5人が進化獣へむけて走って行くと、
5人それぞれが出たり消えたりして相手が混乱するという、技の原理は不明ですが、なかなか面白い演出。
ヤモリシンカを撃破して宝の箱を空けると、中に入っていたのは、石ころと修行の心得の巻物、その心得こそが風魔の宝だった、
というオチ。……あー、本物の財宝は、既に先祖が使ってしまったのですネ。
次回、「九州ロケシリーズ、第一弾」
って、予告ナレーションで凄まじいメタ発言が出てビックリ(笑)
「阿蘇大爆発作戦、どごーーーん!」
テンション高い。
- ◆第16話「阿蘇山大爆発作戦」◆ (監督:東條昭平 脚本:曽田博久)
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そんなわけで、九州ロケシリーズ第一弾。
「燃えよ火の鳥 燃えよ火の鳥 ファイヤー ファイヤー ファイヤー ファイヤー ファイヤーバード」
主題歌の替え歌(戦闘員合唱)に合わせ、阿蘇山の火口に突っ込んでいくシソチョウシンカ。その目的は、マグマエネルギーにより、
阿蘇山を大噴火させる事。そしてその混乱に乗じて、メギド王子が九州を制圧するという、カー将軍の計画であった。
日本征服の第一歩は、九州から。
一方、阿蘇山の異変を察知したダイナマンは、九州へと向かう……というわけで、色々と観光モード。
南郷の故郷が熊本である事が判明し、レイが動物学者としてのスキル(?)を発揮したりしました。
阿蘇山を噴火させる為にカプセルの中でマグマエネルギーを溜めるシソチョウシンカは、エネルギー溜めているというより、
悪の手に捕まっているように見えて困る。
阿蘇の台地をバックにした戦闘シーンは、素晴らしいロケーション。
戦隊映画も一度、ハリウッドの大作映画みたいに、オーストラリアロケでも敢行できないかなぁ。
『パワーレンジャー』と手を組んで、グランドキャニオンとかでも良し。
今回の進化獣シソチョウシンカは、
〔調子にのってダイナマンを攻撃→反撃されてエネルギーを消耗する→メギド王子にはたかれる→カプセルの中で辛そう→
ダイナマンのアジト急襲でエネルギーを溜めきれない→必死に逃げ惑う→自棄になって反撃に出る→ブルー水竜巻で弱体化→
スーパーダイナマイト→科学剣・稲妻重力落とし〕
と、可哀想な進化獣でした……。
次回、前座(メギド王子)は終わった、本番(キメラ王女)はこれからだ!
- ◆第17話「恐怖!九州大地震」◆ (監督:東條昭平 脚本:曽田博久)
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九州ロケタイトルマッチ。
九州で休暇を満喫中のダイナマン一行、その最中、竜は幼なじみのまこちゃんとおぼしき女性とすれ違う。
阿蘇山中で巨大水晶に似たマグマエネルギー増幅装置を見つけたまこちゃんは、キョウリュウシンカに襲われて崖から転落。
マグマエネルギー増幅装置によって引き起こされた地震で東京に帰るのを延期したダイナマンは、キメラ王女達と戦闘になる。
何故か馬に乗ってカウボーイスタイルで登場するダイナマン(南郷は付け髭!)、ノリノリで尻尾兵を銃殺していく。
「ダイナピンク、勝負よ」
快傑で用心棒なテーマとともに、付き合いよくガンマンスタイルで登場するキメラ王女だったが、
地上で一番可愛い女ガンマンはもちろん立花レイだった!
キメラ王女達は撤退、竜は崖下でまこちゃんを発見するが、彼女は記憶を失っていた……。
その頃、ジャシンカ帝国では今回の作戦の説明。ここでまたも快傑で悪の組織なテーマが流れ、今回のBGMは『ズバット』から
流用3回目と多め。カー将軍とキメラ王女が目論んでいるのは、九州各地に仕掛けたマグマエネルギー増幅装置を活用する事で地震を
連動させ、九州を真っ二つにする大地震を起こす事であった!
ジャシンカ帝国の目的を探る為、阿蘇山周辺を探査するダイナマン達。その最中に竜は、
記憶を取り戻そうとふらふら出歩いていたまこを発見するが、そこをキメラ達に襲撃されてしまう。
「一人でも倒せば、4人だけのダイナマンなら怖くはないわ」
随分と情けない事を言うようになってしまったキメラ王女ですが、キメラが弱体化した……というよりは、
ダイナマンが幻術に慣れてきた、というべきか。科学戦士に奇策は何度も通用しないのです。
今回、撮影はしにくかったと思うのですが、あちこちで霧にけぶったのが妙にいい感じに。
幼かったあの日、好きな子(まこちゃん)をいじめてよく泣かせていたという小学生テンプレートな事をしていた竜、
引っ越していくまこちゃんに「宝物にしていた水晶を渡したかった」のだと語ると、それをきっかけにまさこは、
自分が山中で巨大な水晶に似たものを見たのを思い出す……と、ここは巧く、淡い思い出と現在が繋がりました。
「宝物にしていた手裏剣」、とかでなくて本当に良かったッ!
小学生の頃から忍者、なイメージだしなぁ竜(笑)
後は、マグマエネルギー増幅装置を見つけたダイナマンによる虐殺タイム。
かくてジャシンカ帝国の九州奇襲作戦は失敗に終わるのであった。
- ◆第18話「東京を襲う大津波」◆ (監督:山田稔 脚本:鷺山京子)
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火山、地震と来て、次は津波だ!
サーフィン中に突然の大波にのまれて負傷する島は、魚が異常死しているのを発見する。漁師の話を聞くと、
最近おかしな津波が頻発して、周辺海域の魚が全滅しているのだという。これはジャシンカ帝国による東京壊滅を目論んだ
大津波発生装置の実験によるものであった。
大津波発生装置の部品を運ぶトラックを追う島と、尻尾兵・エイシンカ・メギド王子による、
走行するトラックの上での戦闘シーンはなかなか迫力。
発生した津波のデータから、龍神岬のどこかに奴らのアジトがある筈、と調査を進めるダイナマン。
地元漁師の息子を追いかけた島は洞穴に閉じ込められてしまうが、アタックボードによる突貫で大津波発生装置の設備破壊に成功。
しかしまたも檻の中に捕まり、メギドは基地を放棄してダイナブルーだけでも亡き者にしようと自爆装置を作動させる。
「見たかぁ! ダイナブルーの最期!! はっはっは!!」
だがブルーは、子供と一緒にアタックボードで基地から脱出。
「海を愛するダイナブルーが許さん!」
「おのれぇ!」
王子、今回も、安定の「ぐぬぬ」。
しかし、島の「海を愛する」ってあまり爽やかな感じがしなくて、やや粘着質に「海は俺の彼女」みたいな雰囲気があるのが何故だろう(おぃ)
後は今週の虐殺タイム。
ダイナマンは強い上に戦闘シーンが長い為、後の戦隊に比べて、怪人への虐殺度がやたらに高い。
あと進化獣はそろそろ、ダイナフラッシュをくらうとそこから無敵コンボで超必殺技まで入れられてゲージ全部持って行かれる事を学習するべき。
次回、キメラ王女が暗躍で……どうやらしばらく、王子と王女がかわりばんこに作戦を担当する事で、お互いのへたれ度を分散
(ある意味では、確実に上昇)させる構成になる模様。そろそろ、カー将軍も動いてくれないものかしら。
- ◆第19話「導火線は赤い毒花」◆ (監督:山田稔 脚本:松本功)
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日本の農業の未来を憂える南郷が育てる芋畑から、ヤマアラシシンカ現る(笑)
好物という芋を根こそぎ食い荒らし、何故かダイナマイトを見せつけて去っていくヤマアラシシンカ。お馴染みのコンビナートが爆破され
(いったい幾つの作品で使われているのだろう、この爆破映像)、ダイナマンは高層ビル街を警戒する事となる。
そして都心の地下で、せっせとダイナマイトを設置している巨大なネズミ、もとい進化獣。
本当に、しごく普通に、時限爆弾を仕掛けているのですが、
えーと……王子ばかりか最近は王女まで進化獣を無駄遣いするので、カー将軍、本当は怒ってますか?
ダイナマンにより高層ビル爆破パニック作戦を妨害されたキメラ王女は、ダイナマンが5人揃わなければ……
と白いワンピース姿で小学生を誘惑し(違う)、南郷を罠にはめてダイナマイト地獄に誘い込む。
小学生が一緒でも容赦なく、爆発!
南郷を倒したと高笑いするキメラだったが、ヤマアラシシンカに苦戦する4人の前に、駆けつける南郷。
彼はダイナマイト地獄の構造を見破り、導火線の元を絶ちきったのだ!
ダイナイエローは、鉄球を腕に直接はめる荒技、チェンジ・イエローボンバーなど、数々の攻撃を駆使して大暴れ。
ダイナマンは見事にヤマアラシシンカを撃破し、新宿爆破は阻止されるのであった。
次回、
「ロープウェーで命がけのアクション、九州ロケシリーズ第3弾!」
て、またメタな事を(笑)
- ◆第20話「追え!天草の太陽」◆ (監督:東條昭平 脚本:曽田博久)
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天草の海岸で発見されたマイクロフィルムの切れ端……それは2年前に中島博士が開発し、
博士の死とともに行方不明になったとされる超兵器「太陽砲」の設計図の一部であった。太陽エネルギーを利用し、
水爆よりも恐ろしい威力を持つという太陽砲……その設計図本体を手に入れるべく、ジャシンカ帝国は動き出す!
…………てとうとう、完全に地上の兵器をあてにするようになってしまいました。
将軍、怒っているのか、疲れているのか、スランプなのか(笑)
また、地上侵攻に際して事前に諜報活動をしっかり行っていた事も、今回裏打ちされました。……まあ、
肝心の夢野発明センターの存在には気づけませんでしたが。
危険な太陽砲がジャシンカの手に渡らぬよう、その設計図を手に入れるべく、再び九州・天草へと飛ぶダイナマン。
またも観光ムードのダイナマンだったが、尻尾兵に追われて逃げる少女を救出。彼女は中島博士の娘で、交通事故で死んだ博士の、
焼け残った日記を手がかりに天草までやってきていたのだった……。
珍しく王子と王女が共闘し、ダイナマンとジャシンカのマイクロフィルム争奪戦。
王女はビキニを身に纏い、竜はロープウェーにぶら下がり、王子はボートで高笑い。
すれ違う片方のロープウェーの箱にカメラを配して、反対側のロープウェーにぶら下がる星川を映すカットなど、なかなかの迫力。
日記の手がかりから大江天主堂に向かうダイナマン、シスターにコスプレするキメラ王女、いつの間にか海パン一丁の島洋介。
色々、色々、盛りだくさん。
ダイナマンを分断し、赤vsイカシンカ、黒&黄vsメギド王子、青&桃vsキメラ王女、
と戦闘が3局に分かれてそれぞれに見せ場があるという展開は面白かったです。北斗と一騎打ちさせてもらえなかったメギドと、
レイとキメラが一騎打ちに入ってしまった為に背後で海パン一丁で立っている男になってしまった島、
二人の人間としての格がまた一層下がりましたが。
レイとキメラの対決は、水着姿でサーベルとムチを構え合う、というなんだかよくわからない絵面に(笑)
そんなこんなでバトル、アクション、ファッションとサービス色々盛りだくさん、
どうせなら王子も人間に変身して出てきてほしかった勢いの争奪戦の末、最後はダイナマンの圧倒的な暴力により、
王子&王女は撤退、イカシンカは科学剣でずんばらりん。なお今回、ダイナロボがマッスルボンバーという新光線技を発動。
ここまでの圧倒的な戦果にも関わらず、未だ底を見せません、恐るべしダイナロボ……。
なおイカシンカは戦闘に参加して「ゲソミサイル!」とか撃つ程度のざっくりした扱いで、前回に続き、
カー将軍の仕事に疲れた感じが窺えます。
そして戦い終わって……博士の娘が海岸に落ちていた父のライターの近くで、既に焼かれていたマイクロフィルムを発見する。
中島博士は既に2年前、太陽砲の設計図を自らの手で消滅させていたのであった……それは、この地に沈む、
日本一美しいと称えられる夕日を見ての事だった、のかもしれない……。
焼くなら徹底的に焼いてください、博士。
→〔まとめ3へ続く〕
(2013年5月1日)
(2019年6月29日 改訂)
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