■『超人機メタルダー』感想まとめ2■


“私を夜の闇に包め”


 ブログ「ものかきの繰り言」の方に連載していた『超人機メタルダー』感想の、 まとめ其の一(9〜16話)です。文体の統一や、誤字脱字の修正など、若干の改稿をしています。

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〔まとめ1〕 ・ 〔まとめ3〕  ・ 〔まとめ4〕 ・ 〔まとめ5〕 ・ 〔総括〕


◆第9話「夢みるモンスター!十字砲火の恋人たち」◆ (監督:伊藤寿浩 脚本:藤井邦夫)
 楽しい夢を見ていて待ち合わせに遅れたという舞の言葉に、流星は
 「僕も、一度でいいから夢をみてみたい」
 とこぼす。そんな流星を気遣いながら、成り行きはよくわからないが、完全にデート状態の流星と舞。
 「今日はどこいこうか」
 「葉山の海で、ヨットレースの取材」
 ……仕事にかこつけていちゃいちゃしているのかーーー!?
 しかも、「今日は」という事は、こんな事を繰り返しているのかーーー!?
 その後の葉山のシーンも含め、まさか9話にしてここまでバカップル化するとは。
 ハードボイルド路線ではなかったのか。
 その頃、今日も流星をストーキング中の美人秘書からの情報を得た桐原会長は、久々の「私を夜の闇につつめ」。ただし、使い回し カットで残念。
 ゴッドネロスはモンスター軍団のヘドグロスを呼び、その必殺能力を持って「メタルダーに夢をみせてやれ」と対決の命令を下す。
 うーん、今作は、ネロス帝国の刺客の目的が対メタルダーに限定されてしまっている為、標準的な従来作における敵組織の “地球侵略(に類する目的)の為のバラエティある作戦”を持ち込む事ができません。そこで、エピソードの内容に指針と幅を持たせる 為の理由付けとして「メタルダーが意識しているもの」を取り上げる方向になったようなのですが、何故それを取り上げるのか、 ゴッドネロス様の指針が意味不明(笑)
 もう少しうまく、理由付けとか出来なかったものか(^^;
 ヘドグロスは、前回、バーロックとメタルダーの戦いを邪魔するモンスター軍団員として登場。力も技もないが金に汚く、同じ モンスター軍団の中でも軽んじられていたが、彼が蓄財に熱心なのは、懇意な女奴隷ウイズダムの為であった。ウイズダムは、フードを かぶった人間女。詳しくは語られませんが、たぶん、パーティの踊り子要員とかで、ネロス帝国に人間女が確保されているという事なのか。
 「出世して、おまえと二人で楽しく暮らすんだ」と夢を見るヘドグロスはウイズダムに貯めていた金を預け、代わりに女からは イヤリングを受け取る。待ち伏せしたヘドグロスの必殺技ヘドグロスシャワーにより体内の回路にトラブルが起こり、幻覚の悪夢世界に はまるメタルダー。
 悪夢の中に出てきた舞さんが、何故か和服(袴)+日傘だったのは、『ギャバン』の例の回のオマージュ?
 「夢に苦しむおまえを倒し、自分の夢をかなえてみせる」とメタルダーを追い込むヘドグロスだったが、今回は機甲軍団が横槍。 ヘドグロスは負傷し、メタルダーはからくも基地に逃げ込む。
 「自分は夢を見るようになったのか?」ヘドグロスシャワーによって末端回路に張り付いたカビにより幻覚を見せ続けられる流星。 スプリンガーの調査によると、張り付いた回路を根こそぎ破壊してしまう可能性が有るため、カビを除去する事はできないという。 舞の元へ相談に訪れると、彼女は「あなたの本当の夢、さがしにいきましょう?」と、流星を古賀タツオ(博士息子)の生まれ故郷だった 漁村へと連れて行く。
 そこへ再び襲いくるヘドグロス。戦いの中で記憶回路が作動し、甦る、メタルダーの中のタツオの記憶。
 「僕は、僕の夢を守り、この美しさと平和を未来へ繋ぐ」
 悪夢を断ち切ったメタルダーは、シャワー封じの為に、まさかの口の中にパンチ。必殺の内蔵抜きからレーザー アーム、そしてとどめのGキックでヘドグロスを粉砕する。
 …………ああ、どうするのかと思っていたのですが、やっぱり、中に人間が入っていなければ、ざっくり 殺っちゃうのか、メタルダー。
 たぶん、プログラム的に、日本人だけ保護対象なのだろうなぁ。
 だから中に人間(おそらく日本人に限る)が入っているヨロイ軍団員は、殺せない。
 メタルダーの「いのちをだいじに」は博愛主義でもなんでもなくて、単純にプログラムの問題であったか……。
 ウイズダムとの幸せな生活、手に入れたかった夢を脳裏に思い浮かべながら、絶命、爆死するヘドグロス。メタルダーが去って しばらく、その痕跡に近づいた女――ウイズダムは、緑の血溜まりの中からイヤリングを拾いあげ、メタルダーへの復讐を誓う!
 ウイズダムはヘドグロスの預金を持って他の軍団員とよろしくやっている……とか酷すぎるオチを勝手に想像していたのですが、 まさかの怪人変身で、引きネタとなりました。いい人でした。ごめんなさい。
 タツオの思い出……夢を見たと語る流星に、
 「確かに、過去の思い出も夢には違いないわ。でもね、夢は未来の方がいっぱいあるのよ」
 と舞は教える。
 いつか未来を夢見、世界をそこへ繋げていけるように、流星は戦いの決意をまた新たにするのであった。
 「夢を見たい」と言っていた流星が「悪夢の幻覚」に引きずり込まれ、いや多分それ流星の見たがっていた夢と意味違うよーな、と 思わせて、舞さんが「夢とは何か」と諭す形で、「夢」という言葉の意味を何重にもかけて全編で使い倒した、 好脚本。仕事にかこつけていちゃいちゃデートはどうかと思いましたが、作品における舞さんの存在意義も巧く出ました。
 余談ですが、可動域の都合の結果として、肩アーマーが独立可動なのが格好いいよなぁ、メタルダー。

◆第10話「超絶技!名曲ロボットのバイオリン攻撃」◆ (監督:伊藤寿浩 脚本:上原正三)
 集められた戦闘データを元に、Gキックとレーザーアームへの対抗策を練るゴッドネロス。更に、古賀タツオがヴァイオリンを たしなんでいたと知るゴッドネロスは、「古賀は必ず、息子の音楽家としての才能をメタルダーにインプットしているに違いない」と そこを弱点と見定め、ゴーストバンクのヴァイオリン弾き、音楽ロボットのラプソディに大幅改造を加え、戦闘ロボットとして新生させる。
 もとが下級の音楽ロボットであったラプソディを軽んじる各軍団員。代表して、ヨロイ軍団から再登場のタグ兄弟が打ちかかるが、 ラプソディはこれをあっさりと退ける。
 ネロス様の肝いりで改造されたのに、周囲の態度が物凄く悪いのですが、薄々思っていたけど、ネロス様、あまり尊敬 されていないよね……。
 ストラディバリウスを手にしたヴァイオリンを弾くロボットとして野外演奏会を行い、流星を待ち受けるラプソディ。そうとは知らぬ 流星はヴァイオリンの音色に引かれ、インプットされたタツオの音楽センスの影響か、エアヴァイオリンを始める。
 そこへ襲いかかるラプソディ。
 メタルダーに瞬転するも、ストラディバリウスに攻撃できないメタルダー(笑)
 Gキックもレーザーアームも防がれ危機に陥ったメタルダーはサイドファントムを呼んでその場を脱出。ラプソディに勝つために自らを 強化改造しようとするが、データを打ち込んだコンピュータの解答は、強化不可能。
 メタルダーの機能は主に戦闘プログラムを司る右半身と、人間的な理性や感情などをプログラムされた左半身、その二つの微妙な バランスによって成り立っており、どちらか片方だけをいびつに強化する事は出来ないのであった!
 ――君はロボットにしてロボットにあらず――
 コンピュータの言葉に悩む流星は、舞からヴァイオリンを借り、内なるタツオの感性の赴くままにそれを奏でるが、そこへ再び現れる ラプソディ!
 ストラディバリウスを楯にされては攻撃を躊躇い、更にその奏でるヴァイオリンの音色に戦意が昂揚しないメタルダーは大苦戦に陥るが、 その時、これまで蓄積されていた経験値によって、精神性がLVアップ!
 てれってってててー♪
 これにより共鳴してパワーアップした戦闘回路から繰り出されたレーザーアームの一撃がゴッドネロスの計算を超え、ラプソディの 戦闘回路を破壊する。とどめを刺そうとしたメタルダーだが、戦闘回路を失い、音楽回路だけしか残っていないというラプソディの命乞い を聞き入れる。
 ……あれ、ロボットも助けた。
 …………モンスター軍団だけ不許可?
 もしかして、命乞いを受け入れたら後ろから攻撃された件(4話)が、トラウマになっていたりするの でしょうか。
 メタルダーに命を助けられたラプソディは、「ネロス帝国には音楽がわかるヤツがいない!」と職場の愚痴を吐露。メタルダーの為に ストラディバリウスを奏でるが、突如現れた機甲軍団員のミサイル攻撃を受け、爆炎に飲まれる――。
 海辺でヴァイオリンを奏でる流星……
 ゴーストバンクの片隅で、元の音楽ロボットに戻ったラプソディ……
 そしてゴッドネロスは、メタルダーの弱点と思われた“人間らしく作られすぎた事”が、むしろメタルダーの力となっている事に 気付かぬまま、計算上は有り得ないラプソディの敗北という結末に歯噛みするのであった。
 ゴッドネロス様が、古賀タツオがヴァイオリンを嗜んでいる事を知っていたのは、伏線? 明確に古賀博士と過去の繋がりがありそうな 感じになってきました。そういえば、前々回に助けた博士の情報は結局どうなったのだろう……。
 しかし真剣に、ネロス帝国は組織再編した方がいいと思う。


◆第11話「勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!」◆ (監督:小西通雄 脚本:扇澤延男)
 功名にかられメタルダーを襲撃するも、一蹴される戦闘ロボット軍団の若き軽闘士ブルキッド。帰投した彼を修理するのは、かつては 戦闘ロボット軍団の豪将をつとめ、“伝説の巨人”とまで呼ばれた男、ビックウェイン。しかし今は戦いを捨て修理屋に身をやつす ビッグウェインの過去を知る者は少なく、通りすがりのモンスター軍団員に因縁をつけられて、小馬鹿にされるような日々である。
 ……ホントーに、モンスター軍団はダメだなぁ……(^^;
 しかも、ネタとか微笑ましいとかいうレベルではなく、純粋にダメ。
 強さだけが全てのネロス帝国、「もうやだ、こんな会社」とある日、ビッグウェインは出奔。
 裏切り者認定したビッグウェインに対し、「全軍団で抹殺せよ」と派手な指令を下すゴッドネロスであったが、戦闘ロボット軍団長 バルスキーは自分の軍団だけで充分、と出撃していく。
 ゴッドネロス様は、裏切り者一人の始末の為にそんなコストをかけるなら、団員の福利厚生をもう少し何とかした方が いいと思います。
 伝説の戦士であるビッグウェインを尊敬するゴチャック(以前に登場)は彼の逃亡に手を貸すが、それを同僚に見とがめられ、逃亡幇助 で裏切り者として捕まってしまう。ブルキッドはそのゴチャックの足についていた汚れから独自にビッグウェインを追跡し「メタルダーを 倒す為に鍛えてほしい」と頼み込むが、「昔の儂は死んだ」と断られる。思いあまって攻撃をしかけるが、反撃を受けて死亡(?)。 最後に、ゴチャックが捕まった事を言い残す。
 ひたすらかませ犬だったブルキッドは微妙に死んだっぽい演出されているのですが、どうも戦闘ロボット軍団は中枢回路?が破壊された りしない限りは幾らでも修理可能っぽいので、気が付くとしれっと復活しているかもしれません。むしろ、どちらにでも使えるように 演出したと見るべきか。
 ゴチャック救出の為に姿を見せたビッグウェインに対し、バルスキーは、
 「メタルダーを倒す事が出来れば、ゴチャックの処分、撤回しよう」
 と取引を持ちかける。
 以前に裏切り者が出た時はかばうような言動もあったような気がするネロス帝国の“男らしい”担当のバルスキーさんですが、今日は 何故か小物臭全開。過去にビッグウェインが口うるさいベテランだったりして、個人的に恨みがあるとしか思えないレベル。
 バルスキーの提案を受け入れたビッグウェインはメタルダーとの対決に臨む。
 荒野で
 「でてこーーーい」
 と叫ぶと、なぜか雷鳴とともに現れるメタルダー。
 すっかりラスボスの様相です。
 Bパートはほぼ、メタルダーとビッグウェインの戦闘シーン。激戦の末にビッグウェインのボウガン攻撃を破り、メタルダーの レーザーアームが炸裂。一度は倒れたビッグウェインは最後の力を振り絞って矢を放つが、メタルダーはそれをも防ぎきる。
 「初めてだ……こんなに恐ろしい敵は」
 「メタルダー……儂が、最後に出会った、最強の敵であった……な、長かった……すべて……さらばだぁ!」
 ビッグウェイン、爆死。
 相変わらず、メタルダーさんの殺しの基準はよくわかりません。
 囚われの身から抜け出したゴチャックは、四散したビッグウェインの部品を目にし、傍らに落ちていた矢を手に取る。
 「現役を退こうが階級を無くそうが、あなたこそ真の闘士だった。俺は、あなたを忘れない」
 更にそれを、崖の上から見ているバルスキー。
 「ビッグウェイン、逃亡者としてではなく、戦闘ロボットとして散ったな。見事だ、この始末については一切自分が責任を取る。 たとえ、命をかけても」
 今週は小物臭さ全開だと思ったら、男らしく締めた!!
 実際どこまで考えてやっていたのかよくわからないのですが、最初から狙い通りだったように見えてズルい(笑)
 というわけで今回は、まさかの流星、一切出てこず。
 メタルダーは、終始エネミー扱いでした。
 ネロス帝国戦闘ロボット軍団の男達の事情と、(メタルダーを含めて)闘士としてのそれぞれの在り方、という男くさい エピソード。激しい変化球でしたが、なかなか面白くまとまっていました。
 個人的には『特警ウインスペクター』で初めて知った人なのですが、扇澤脚本は、面白い切り口でアベレージけっこう高い。
 (※今回が、デビュー作との事。凄いデビュー作だ)

◆第12話「愛しのモンスター・包囲する忍者たち!」◆ (監督:小西通雄 脚本:藤井邦夫)
 メタルダーにずんばらりんされたモンスター軍団員ヘドグロスの復讐を望む、奴隷女ウイズダム。
 に、わざわざ声をかけに現れるゴッドネロス様。
 たぶん、美人秘書に買いに行かせた新刊コミックスを読み終えて、ちょっと暇でした。
 一方その頃、バカップル達は、山林でカモフラージュ訓練に勤しんでいた(若干の嘘)。
 そしてネロス帝国では、ヨロイ軍団、忍びのガラドーとその配下の忍者軍団に、メタルダーの基地を探り当てよという指令が下されて いた。舞を街まで送り帰した後、忍者軍団の追跡に気付いてそれを迎撃するメタルダー。その前に、ネロス帝国を脱走したと偽って、 ウイズダムが近づく。
 メタルダーを信用させる為のウイズダムの助言でメタルダーに気付かれたガラドーは、爆弾手裏剣でウイズダムを負傷させるも、 メタルダーに敗れ、退却。その彼を待っていたのは、
 「基地を突き止めるのは囮の作戦。敵を欺くにはまず味方を欺くのが常道」
 と、どこかの本部長みたいな事を言い出すゴッドネロスであった。ゴッドネロスは最初からウイズダムの復讐を本命としており、 彼女をメタルダーに近づかせる為の陽動として、ヨロイ軍団を出撃させていたのであった!
 「女ならば、メタルダーも気を許す。女の恨みと執念、恐ろしいものよ」
 としんみり言いながら、フェードアウトしていくゴッドネロス様。

 なんか大火傷の思い出でもありますか

 ゴッドネロスの思惑通り、ウイズダムはメタルダーの懐に飛び込んだが、部下が犠牲になった事と、自分たちが餌に使われた事に、 ひどくプライドを傷つけられるヨロイ軍団。そしてその傷口に塩を塗り込みながら去っていく広島弁
 今日もモンスター軍団は絶好調です!
 それにしても、未だに機甲軍団長だけキャラ付けされないのは、単にそこまで手が回っていないのか、それとも無口キャラな のか。
 負傷したウイズダムを助けたメタルダーは、超ソナーで、彼女の体内から不可思議な音を聞く。
 「君の鼓動が二つある」
 モンスターだから? と納得してしまうメタルダーが、メタルダーのその言葉に、自分が身ごもっていた事を知るウイズダム。 そう、もう一つの鼓動とは、彼女のお腹の胎児の鼓動だったのだ!
 まさかの妊娠ネタ。
 考えると色々と考えてしまうので、あまり深く考えたくないのですが、ええい、以下略、以下略、以下検閲。いや別に卑猥な話ではなく、 異種交配?って、色々と考える事が多いわけで、そもそも、モンスター軍団のモンスター/人間の形状の性質というのもよくわからない わけですが、ウイズダムってどちらが本性なのかとか。まあ、あまり考えない方向で。
 隠れ潜んだ洞穴でモンスター形態に変身し、ヘドグロスの仇! とメタルダーに襲いかかるウイズダムはメタルダーを損傷させるが、 とどめを刺そうとした所で苦しみだし、人間の姿に戻ってしまう。彼女は逃げだし、メタルダーもまた、基地に退却。視覚データを コンピュータで分析する事で、ウイズダムが妊娠している事、その為に戦闘能力を失っている事を知る。
 逃亡の際に、ヘドグロスの形見のイヤリングを落とした事に気付き、探しに戻ってきた身重のウイズダムの前に姿を見せる、ガラドーの 忍者軍団。プライドを傷つけられた彼等は、
 〔復讐に失敗したウイズダムが生きている → メタルダーに情けをかけられたに違いない → という事は裏切り者だ!〕
 の三段論法を展開し、要するに腹いせで彼女に襲いかかる!
 …………あー、ネロス帝国に必要なのはあれだ、
 『もしネロス帝国のゴッドネロス様がドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
 ですよ多分!!
 ウイズダムの落としたイヤリングを拾っていたメタルダーは彼女の窮地を救うと、イヤリングを渡す。
 「これを持って早く姿を隠せ。新しい命を大切にするんだ」
 敵味方を乗り越え、新しい命を守ろうとするメタルダー!
 「ウイズダム、産まれてくる赤ん坊に、父親は一人で立派に戦い、自分の夢に殉じて燃え尽きた男だと、伝えてやるんだ」
 ここで、メタルダーの台詞が終わってウイズダムの顔アップになった所で、

 夢を果たすまで 一歩も退くな
 負けたと思うまで 人間は負けない...

 と主題歌が歌詞入りで入る所は、というかそもそも、犯人はメタルダー、なので割と身勝手な 言い分、というのを一瞬忘れさせる、好演出。
 単純に主題歌を入れてくるのではなくて、この前のシーンからインストを使っていた上で、ここでぴたっと合わせて歌詞を乗せてくると いうのが、絶妙。
 そして走り去るウイズダムを背に、メタルダーは追撃を防ぐべく、忍者軍団に戦いを挑む!
 という所でナレーションが入って、続く。この戦いの決着は、次回予告見る限りでは、流されそうですが。
 ……そして、次回予告にまさかのベンK登場!!
 ――こいつは凄いぜ。


◆第13話「危機一髪!親と子が愛をもどす海猫の村」◆ (監督:冨田義治 脚本:高久進)
 最近、ムキムキマンと花嵐が出てこないなぁ。
 「今やドルの価値が下落し、金の相場が跳ね上がっています」
 クールギン、日本銀行の地下金庫から金の延べ棒を強奪するゴールド作戦をプレゼン。
 ところが地下トンネルの工事現場で強制労働に従事する作業員・田所が、監視役として現場に派遣された暴魂・ヒドーマン(名前が酷い) を目撃し、怪人が居ると、脱走。ヒドーマンは情報漏れを防ぐ為、田所抹殺の為に彼を追う……と、敵組織が悪事の作戦を立て、それに メタルダーが絡むという、今作では珍しいオーソドックスな展開。
 その頃流星は、忍者のコスプレをしていた。
 舞が雑誌から忍者の写真を依頼され、忍者アクションが出来る人、という事で流星にモデルを依頼したのである。
 「僕も、忍者の動きをマスターしたかったんだ」
 意外とノリノリな流星、前回の戦いで戦闘回路にインプットしたヨロイ軍団下忍の動きをもとに、忍者っぽくアクション。ナチュラルに 分身とかしてしまいます。
 その撮影中、生まれ故郷の村へ戻る為、通りがかりに流星の車を盗む田所。
 気付いた流星、普通にサイドファントムを呼ぶ(笑)
 場面代わると、メタルダーに瞬転して、サイドファントムの飛行モードで逃走する車を追うメタルダー。
 まずい、もう「怒って」るよ!
 流星さんがマジだよ!
 車泥棒さん、逃げて! 必死に逃げて!
 目の前に降り立ったメタルダーを見た田所は、「おまえもゴッドネロスの一味だろう?」と、メタルダーの姿を見て誤解。
 ……お、ちゃんと繋がった。
 正直、高久脚本だと、このレベルでも感心します(^^;
 舞も交えて、田所から事情を聞き出すメタルダー。ゴッドネロスが関わっているなら、と先に田所の家の様子を見に行くが、既にそこ にはヒドーマンの手が回っており、田所の妻子は宙づりに縛り上げられ人質にされていた!
 非道なヒドーマンに苦戦するメタルダーは岸壁から転落しそうになるが、あわやの所を助けられる。彼を救ったのは…… ベンK!
 まさかの、ベンK再登場!
 3話でメタルダーに命を救われ、その後ネロス帝国に戻っている気配も無かったベンK、絶対有耶無耶にして流すとばかり思っていた のですが、拾ってきました。こいつは凄いぜ。
 メタルダーとの戦いの後、改心し、これで自分の罪が許されるわけではないがとしながらも巡礼の旅に出ていたベンK。メタルダーから 事情を聞き、田所親子を救う為に、共に戦う事になる。
 しかしヨロイ軍団は、仮面が割れると顔出しだったり、中に普通の人間が入っている筈なのに、どうしてその格好のまま。スーツが 部分的に肉体と融合していて、脱ぐと生命が維持できないとか、サイバーでパンクな感じなのだろうか、ヨロイ軍団。
 田所の妻子を助け、下忍軍団と戦うベンK。ベンKにその場を任せ、ヒドーマンと戦うメタルダーは、さっそく分身の術で攻撃。 メタルダー、ただでさえ強いのに、ゴッドネロス様は、その場の思いつきの作戦(忍者軍団を囮に女の復讐を利用する)で、恐ろしい ものを生み出してしまったのでは……まあ、この回っきりのネタのような気もしますが(笑)
 終始、ヒドーマンを圧倒したメタルダーは、とどめにレーザーアームでずんばらりん。
 ……あ、あれ?
 物凄くざっくり真っ二つにしてしまったのですが、中身、アメリカ人だった?(おぃ)
 ベンK復活の回だけに、この落差はちょっと酷い(^^; 「中身は人間だ」ネタは無かったのですが、中身は無かったとすると、 ヨロイ軍団の特性が無くなって、戦闘ロボット軍団と差異が無くなってしまいますし。「兎を食おうとした」のは情状酌量の余地あり だけど、「女子供を宙づりにした」のは死刑! だと、結局、メタルダーによる私刑でしか無いし。
 ヒドーマンを撃破したメタルダーが戻ると、田所親子を守りきったベンKは下忍軍団と壮絶に相討ち、故事に乗っ取り、立往生。 命を救われた田所一家は、ベンKを供養し続ける事を誓うのであった。
 ヒドーマンの失敗を知ったゴッドネロスは、ゴールド作戦を断念し、地下トンネルから撤収するように命令。
 引き際早い。
 田所からの情報で秘密トンネルを探りに赴いた流星だが、既にトンネルは埋め立てられた後。残念がる流星に舞は「忍者の写真のギャラ が出たから遊びに行こう」と誘い、一つの戦いを終えた流星は、それに笑顔で応えるのであった。
 切り替え早い。
 ベンKネタを拾った事自体は凄いと思うのですが、結局、戦いの中で始末して果てる、という展開に着地したのは少々残念。意欲的な 仕掛けを行ってはいるものの、そこからもう一つ、突き抜けてこないのは、勿体ない。ベンKの造形で、どう突き抜けるんだ、というの はありますが(^^;

◆第14話「妹よ生きて!哀しみの女戦士マドンナ」◆ (監督:冨田義治 脚本:中原朗)
 今回も、ネーミングセンスが酷い。
 ネロス帝国ゴーストバンクの解体施設……騙されて連れてこられた女達は奴隷にされて、情け容赦なくこき使われていた。
 女奴隷達はけっこう普通に交渉して雇用していた事が発覚。雇用後の扱いは悪いみたいですが……タチの悪い口入れ屋みたいな感じ。
 その頃、トレーニング中に、病気の少女を拾った流星、手術を前に失踪した姉を捜す彼女の境遇に同情し、舞にそれを記事にして もらおうとする。
 「週刊アップに載せろっていうの?」
 「ぴんぽーん、大正解!」
 変なテンションで無茶ぶり。
 歯切れの悪い舞、
 「このごろ写真週刊誌の売り上げ、落ち込んでいるでしょう」
 「そいつは芸能人のスキャンダルばかり血眼になっているからじゃないか?」
 すっかり世俗にまみれたなぁ超人機……
 舞が社会学習の為と称して変な知識を入れた結果かもしれませんが、今週の流星は、ちょっとオカシイ。
 少女の姉は、妹の治療費の為にネロス契約で奴隷労働に従事していたが、ヨロイ軍団・ウォッガーの策謀により、軽闘士見習い マドンナに昇格、刺客としてメタルダーに襲いかかる。彼女の顔が、妹の写真に写っていた姉だと気付いたメタルダーは彼女を妹の所に 連れていこうとするが、逃げられる。
 マドンナの妹への想いを利用し、再戦をそそのかしたウォッガーは、彼女に超高性能小型爆弾を装着。裏切り者のふり作戦でメタルダー に近づくマドンナ。十字架に磔にされたマドンナさん、「助けてーっ、助けてーーー」と大騒ぎしていた癖に、メタルダーに助けられたら 「なぜ、助けた?」ってかなり意味不明。
 マドンナ「救いを求めている人は、誰でも助けるのか?」
 メタルダー「その為に僕は生まれてきた」
 違う、違うよ、鬼畜米英を殲滅する為だよ!!
 ならば救いを求める者がいる……とマドンナに案内されたメタルダーは待ち伏せ攻撃で罠にはまるが切り抜ける。更にスプリンガーの アシストもあり、ウォッガーによるマドンナ自爆作戦の目論見を暴く事に成功。ウォッガーの蟻地獄攻撃に苦戦するが、最後は「怒る!」 でずんばらりん。
 今回もあっさり真っ二つでした。
 なんか、路線変更なのかシナリオが面倒くさくなってきたのか、すっかり、卑怯者なら殺っていい事になってきてしまって、 どうなのか。
 マドンナは無事にネロス帝国を抜け出し、妹の元にかけつけ、大団円。まあ実際はネロス帝国は妹さんの病院とか掴んでいるので、 いつでも姉妹まとめて抹殺とか出来てしまいそうですが、ゴッドネロス様、引き際早いからなぁ。今作のコンセプト的欠陥の一つなの ですが、敵組織の規模及び諜報能力が高すぎると、話をまとめる時に不自然な部分が色々と目立ってしまう。そもそも本気で メタルダー抹殺したいだけなら舞を人質にすればいいわけですが、舞の存在に気付いていないというのは不自然ですし。
 あまり敵組織の諜報能力は高くしない方がいいよなぁ、と。
 そしてラストのナレーション。
 「突き進め! メタルダー! 怒りのレーザーアームを、敵の心臓にたたき込め!」

 ……あ、あれ?


◆第15話「翔くモンスター・息子よ、母の願いを!」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:藤井邦夫)
 最近の流星さんは、悪い意味で、さん付け。

 今日もメタルダーをなんとなく追いかけるネロス帝国の皆様。
 ……もう、放っておこうよ
 たぶん流星の能力だと、一生かかってもゴッドネロス様の秘密に辿り着けないから(笑)
 これほど、放置プレイ推奨のヒーローも無いよなー。
 『宇宙刑事ギャバン』が、ギャバンがあまりにも凶悪すぎる為に過剰に意識した犯罪組織が半ば自壊していくという構図でしたが、 少々それに近い雰囲気。違いは、ギャバンは積極的に怪事件に首を突っ込んでくるけど、メタルダーは多分、放置しておくと明後日の 方向に行ったりイチャイチャしているだけなので、実害は限りなく少ない。
 そんなこんなで刺客の戦闘ロボットを迎撃していたメタルダーの前に現れ、攻撃してくる謎のモンスター。
 (ヘドグロスとウイズダムを思い出させるこのモンスター……いったい何者)
 とか考えながら、レーザーアームでぶったぎろうとした所を、駆け寄ったウイズダムに止められる。
 そのモンスターは、なんとヘドグロスとウイズダムの息子であった!
 やたらに成長早いのですが(生後数週間?)、
 「モンスターの命は短い。だから成長も早いのです」
 と、ウイズダムによる解説。
 どうやら、遺伝子改造生物の定番で短命らしい。おそらく、ネロス帝国では功績をあげると延命処置してもらえるとか、そんなシステム でしょうか。
 母に押しとどめられた息子ジュニア(最近、こんなネーミングばかりである)だったが、メタルダーを不意打ち。メタルダーは崖下に 転落し、ウイズダムはジュニアを平手打ち。メタルダーを父の仇として復讐に燃えるジュニアであったが、ウイズダムの心は、復讐と命の 恩人への感謝の念の間で揺れていた。
 ……これ多分、息子から見るとあれですよ、一歩間違えると不倫相手みたいなイメージだ、きっと(笑)
 そんなジュニアの前に、部下(メタルダーに返り討ちにされそうになっていた戦闘ロボ)を助けてくれた礼を言いに現れる、相変わらず 上から下まで男らしい戦闘ロボット軍団。ジュニアはウイズダムの制止を振り切り、「僕はネロス帝国で出世して、父さんの夢を必ず かなえてみせる」と、そのスカウトに応じる。
 ゴッドネロスに拝謁するも、広島弁に因縁をつけられモンスター軍団員と戦う事になったジュニアは、次々とそれを撃破。メタルダー への刺客として任務を受けるが、その姿を快く思わないのはモンスター軍団員ばかりではなく、ヨロイ軍団の忍者ガラドーもまた、 ウイズダム絡みで影達を失った恨みを忘れていなかった……。
 そんなわけで案の定、ジュニアの足をすくおうとするモンスター軍団員達は、ガラドーと手を組み、ウイズダムを拉致。相変わらず ネロス帝国の内部抗争は、「抗争」という熟語をあてるのが恥ずかしいレベルの、足の引っ張り合いです(^^;
 その頃、自分の助けた命が敵となって現れた事に、自分のやった事にはなんの意味があったのか……と思い悩む流星は舞に相談。 舞から、説得を推奨されていた。
 ……流星さんに、そんな機能ついてないよ!
 舞と別れた流星に、襲いかかるジュニア!
 ここは珍しく、次々と場面を移しながら、街中での戦闘シーン。
 ジュニアと戦いたくない流星は、瞬転せずに相手の攻撃をしのぎながら、舞に言われた通りに言葉を尽くして説得を試みる。
 「確かに僕は、君の父ヘドグロスを倒した。しかし正々堂々と戦ったのだ」
 違う!
 違うよ流星さん!
 拳と拳で語り合ったからOKとか、そういうレベルの話じゃないよ?!
 メタルダーの言葉に耳を貸さず、更に攻撃を仕掛けてくるジュニア。
 それはそうだ。
 「ジュニア……これほど言ってもわかってくれないのか。……怒る!」
 流星さん、割とマジギレ
 本気を出したメタルダーはジュニアを圧倒すると、Gキックの一撃で海に落ちそうになったジュニアを助ける。「なぜ助けた。いっそ殺せ!」 と言うジュニアに、「命を捨てるぐらいなら、母親と平和に暮らせ……頼む」と頭を下げる。
 結局は、強さが正義だ的な精神年齢の低さを見せるジュニアは、あっさり負けた事とその上で助けられた事で脳内ヒエラルキーが逆転 したようで、メタルダーの言葉に抗戦の意思を失っていく……だがそこに、ウイズダムを人質に取ったモンスター軍団員が現れ、 ウイズダムの命を助けたければメタルダーと戦え、と迫る!
 「ジュニア、これが、ネロス帝国のやりかただ!」
 これがとどめの引き金となり、母を助ける為、ジュニアは離反を決意。メタルダーと戦うふりをして投げ飛ばされ、モンスター軍団を 攻撃して、母を救い出す。
 「裏切ったな、ジュニア!」
 …………あー、全力で背中押したのは誰ですか。予定調和すぎて、本当にダメだな、君ら……。
 ネロス帝国(特にモンスター軍団)のダメダメぶりをまざまざと見せつけられたジュニアは、「父さんを、立派な男だと言ってくれた のは、メタルダーだけだったのよ」という母の言葉も受け、メタルダーと共闘して襲い来るモンスター軍団員を撃破。
 やはり就職先は、慎重に選ばなくてはいけません。
 こうしてウイズダムとジュニアは、メタルダーへの復讐を捨て、ネロス帝国との関わりを避け、いずこかで静かに暮らそうと去って いくのであった……いつか、全てが終わった時にメタルダーとの再会を約束して。
 ヘドグロス三部作(?)完結編(?)。
 幾ら何でもテンポ早いよ、というウイズダムの再登場とジュニアの成長なのですが、もしかしたらそろそろ、「視聴率が悪いです。 放映時間が変わります」とか路線変更の指示とかが入りだして、やりたい事をやれる内にやっておこう、みたいな事情があったのかも しれません。藤井邦夫は正直あまり評価していない脚本家ですが、戦隊などの縛りの強い作品よりも、今作のこのヘドグロス編や 『ウインスペクター』のダメオヤジ回のような、ある程度好き勝手できる作品の方が持ち味の出る人なのかもしれない。
 かなり危惧していたのですが、ラスト、二人を始末しなかったのはとても良かったです。

◆第16話「恋のライバルはバリバリ爆走族」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:高久進)
 舞さん、二股発覚
 舞にちょっと気があるらしい、モトクロスレーサー・北八荒(きた・はっこう)登場。
 凄い名前ですが、何か由来があるかもじりでしょうか(まさか北一輝という事は無いと思いますが)。
 どこかで見た顔(演:河合宏)だと思ったら、仮死状態でフラッシュ星送りにされた、サラの自称お兄さん(ミラン)でした。また 或いは、チェンジグリフォン。
 バイクの撮影中に通りすがった流星との関係を、「ボーイフレンド? それとも恋人?」と聞かれて、「さあ、どっちかしら?」と 答える舞さん、転がしてる、しっかり転がしてるよ!
 まあ舞さん、それなりに可愛い設定の筈なので、少しぐらいモテた方がヒロイン度は上がっていいと思います。
 その頃、南米でテロ組織に協力して混乱を広げるなど、ネロス帝国の為に暗躍していた戦闘ロボット軍団のヒットマン、爆闘士 クロスランダーが帰国。功績を認められて暴魂に昇格したクロスランダーは、更に最新型の銃を褒美として下賜される。
 高久回の度に、世相と経済ネタを語るゴッドネロス様(笑) 毎回語られても鬱陶しいといえば鬱陶しいかもしれませんが、この辺り は、もう少し脚本家間で連携取った方がいいよーな。
 二人の部下とともに新しい銃の試し撃ちに出たクロスランダーはたまたま見た北をターゲットとして選定し、銃声を聞いてメタルダー へと瞬転した流星は、それに気付いて二人の元へ忠告に戻る。
 北「なんだおまえ?」
 剣「メタルダーだ」
 舞「怪しい人じゃないのよ、あたしの友達」

 怪しすぎて、お釣りで家が買えます

 狙われる心当たりはないかというメタルダーに、「俺は暴走族の頭だったから、ダチも大勢いりゃ、敵もごまんといるさ」と答える北。 メタルダーが囮となって銃撃をひきつけ、その場は切り抜けるが、舞を逃がして居残った北は、メタルダーの退却後に自分を狙った 戦闘ロボットに落とし前をつけようと襲いかかる。
 間抜けな部下を叩きのめし、「メタルダーは、俺の弟分みたいなものよ」と調子に乗る北だったが、クロスランダーに追い詰められて、 いきなりへたれる。メタルダーをおびき寄せる餌にされる北、駆けつけたメタルダーを背後から狙うクロス ランダーだが、一発の銃弾がその射撃を妨害。
 へたれのまま終わるかと思われた北はメタルダーに助けられた後、バイクで戦いに割って入ってメタルダーのピンチを救うなど、 さすがに活躍。「今日から俺はネロスハンターになる」と突拍子もない事を言いだし、メタルダーの協力者となる。
 戦闘ロボット軍団初の卑怯キャラであったクロスランダーは頭部のメカを破壊されるも生き延び、ゴッドネロスに最後のチャンスを 与えられる……そして、帰ってきたトップガンダーの影。
 次回、遂に舞さんがピンチ?!
 これだから、ヒロイン度を上げるのは両刃の剣だ!

→〔まとめ3へ続く〕

(2012年10月17日,10月31日)
(2017年6月9日 改訂)
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