<主な登場人物とメカニックなど>
(※内容には、筆者の偏見と妄想を含みます)
●銀連邦警察●
- ◇宇宙刑事ギャバン/一条寺烈(大葉健二)
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銀河連邦警察から地球に派遣された宇宙刑事。宇宙刑事ボイサーと一条寺民子の間に生まれた、バード星人と地球人のハーフ。
回想シーンを見るに幼少時は地球で暮らしていたようだが、その後、バード星で育てられた模様。地球に派遣されてからは、
母方の性を用い、「一条寺烈」と名乗る。抜群の運動能力と心身のタフさを併せ持つが、女心には壊滅的に疎い。
生身でもかなりの戦闘能力を誇るが、「蒸着!」の掛け声とともにコンバートスーツを着用する事で、更にその戦闘能力は高まる。
捜査は基本的に直感頼りであり、考えるよりも行動派。資料の分析は、バード星に丸投げする。
特技は、ジープに上から乗る事。口癖は、「もしかして、マクー……?」。また、子供と犬に好かれやすい。
蒸着後の戦闘能力は極めて高く、「ディメンション・ボンバー」などの近接攻撃技、トラック程度なら一撃で跡形もなく消し去る
「レーザー・Z・ビーム」などのビーム攻撃、そしてレーザーブレードによる必殺の「ギャバン・ダイナミック」など多彩な技を扱う。
- ◇ミミー(叶和貴子)
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銀河連邦警察の要職を務める、コム長官の娘。ギャバンにべた惚れで、地球に赴任する事になったギャバンの乗るドルギランに密航。
そのまま、なし崩し的にギャバンのアシスタント役に収まってしまう。行動理念の第一はギャバン大事である為、
地球を守る仕事には、それほどやる気がない。
レーザービジョンによって小鳥の姿に変身する事ができ、情報収集に能力を発揮するが、率直な所、宝の持ち腐れ感が強い。
- ◇コム長官(西沢利明)
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銀河連邦警察の要職を務める、ギャバンの上司。バード星で各地に派遣した宇宙刑事と情報のやり取りをするなどデスクワークに忙しそうだが意外とフットワークが軽く、
何度か地球を訪れている。また、14話では剣を振るってギャバンの戦闘訓練を行っており、かつては自身も宇宙刑事であったと推測される。
娘であるミミーへの対応は甘く、公私の分をわきまえているのかについては、多少の疑問がある。
- ◇マリーン(名代杏子)
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コム長官の秘書。長官同様にフットワークが軽く、度々バード星から地球を訪れる。ミミーのギャバンへの気持ちを知っていながら、
時々粉をかける素振りを見せるなど、油断ならない。さすがに長官の秘書を務めているだけあって、仕事面では、おそらくデキる女。
●地球の人々●
- ◇大山小次郎(鈴木正幸)
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UFOや宇宙人の写真を撮ろうとスクーターで駆け回っているフリーカメラマン(ライター?)。ふとした事で知り合ってから、
烈とは「烈っちゃん」「小次郎さん」と呼び合う仲だが、烈の方が小次郎に本当に友情を感じているのかは、
甚だ疑問がある。作品のコメディリリーフ的存在。
- ◇星野月子(立花愛子)
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ボイサーの友人でありマクーに殺された星野博士の娘で、ボイサーとは旧知の仲。11話で初登場し、以後、
ギャバンの捜査活動を手伝う。アバロン乗馬センターで働いているような描写があったり(バイト?)もするが、詳しい事は割と謎に包まれた存在。
- ◇藤豪介(多々良純)
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ギャバンが、一条寺烈として世話になる、アバロン乗馬クラブ会長。早くに死んだ息子夫婦の孫を育てており、
「すぐにサボりやがって」と愚痴りながらも、烈を雇用し続けるなど(サボった分の給料は引くが)、好人物。趣味は体操。
- ◇藤わかば、藤陽一(中島早苗、藤原進)
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豪介の孫にあたる小学生の姉弟。烈とは仲が良く、一緒に犬の散歩などを行う。何度か、マクー絡みの事件に巻き込まれる事となる。
- ◇当山茂(加瀬慎一)
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アバロン乗馬クラブの職員。烈が雇われてからは、仕事中に抜け出す烈の尻拭いをさせられる事が多いが、
なんだかんだでうまくやっているようなので、多分、とてもいい人。
●ギャバンのメカニック●
- 《ドルギラン》
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銀河連邦警察の誇る戦闘円盤で、ギャバン等の居住スペース兼捜査基地でもあり、バード星の本部との直接通信も可能。
各種武装やマシンを搭載しており、そのままでもマクーの円盤部隊を相手に戦闘する事が可能。マクーとの宙間戦闘を何度か行っているが、
劇中通してろくな被害を受けた事が無い事から、その性能の高さが窺える。
- 《電子星獣ドル》
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普段はドルギランの下部に合体しており、ギャバンの呼びかけに応えて分離、ドラゴンモードに変形する事で、ドルレーザー、
ドルファイアー、スクリューアタックなどの強力な攻撃を行う。単独での大気圏突破・降下に加え、魔空空間への突入も可能など、
圧倒的な性能を誇る。
- 《ギャビオン》
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戦車型マシン。高い火力を持つ他、単独での飛行も可能。
- 《スクーパー》
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ギャビオン内に格納された、掘削用ドリルマシン。ドリル装備以外にもレーザーなどによる戦闘も可能。
- 《サイバリアン》
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サイドカー型の乗り物で、主にギャバンが魔空空間に乗り込む際に使用。レーザーなどの武装もついており、
マクー構成員程度なら粉微塵に出来る。
●マクー●
- ◆ドン・ホラー(CV:飯塚昭三・渡部猛)
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宇宙的犯罪組織マクーの総帥。作中で何度か呼称が出てくる「獣星帝国」の帝王を兼ねているようだが、詳細は不明。
巨大な像の如き姿であり、魔空城の謁見の間(或いはプレゼン用会議室)から一歩も動かないが、
多数のダブルマンやベムモンスターを配下に数多くの星を従え、銀河にその名を轟かせ畏怖される存在。見た目がダイナミック。
トップダウン型の組織形態なのか、現場の細かい作戦にもよく耳を貸し、享楽的に浮ついた所もなく、
必要以上に無駄な部下の処罰もしないなど、悪の組織の総帥としては、かなり出来た存在。ただし、
子供の教育の仕方には問題があった事が、後に発覚する。
- ◆ハンターキラー(飯田道郎)
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マクーの幹部で、地球上での作戦指揮を担当。元々は宇宙刑事だったが、組織を裏切って地球地区を担当していたボイサーを罠にはめて捕らえ、
マクーへと鞍替えした。その功績を買われてかマクーではかなり重用されており、様々な作戦の指揮を執る。ただし、
刑事時代も頭脳労働担当だったのか、基本的に戦わない。
- ◆サン・ドルバ(西田健)
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マクーの行動隊長で、ドン・ホラーの息子。30話から登場。詳しくは、本編感想をご参照下さい。
- ◆魔女キバ(三谷昇)
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サン・ドルバの母親。普段はサン・ドルバの持つ槍についた髑髏型の飾りの中に潜んでいる。強力な妖術の使い手であり、策士。
サン・ドルバに対しては、非常に過保護。30話から登場。
- 《ダブルマン(ガール)》・《ベムモンスター》・《ダブラー》
- 《ダブルマン(ガール)》は獣星人とも呼ばれ、高い知能を持ち、下っ端構成員を扱う現場指揮官的存在。
マクーが宇宙の様々な星を傘下に納めているという設定を反映してか、色々な異星人のタイプが存在する。序盤は、
このダブルマンとのチャンバラが、戦闘のクライマックスを飾る事になる。
《ベムモンスター》は、動植物などをモチーフにした、いわゆる怪人で、知能は低いがそれぞれ特殊な能力と高い戦闘力を持つ。
魔空城内には数多のモンスターが暮らして(飼われて?)いる描写がある。
どちらも、マクーによる侵略活動に、欠かす事のできない尖兵である。後に、《ダブルマン》と《モンスター》を合体させ、
“ダブルマンの知能とモンスターの戦闘能力を併せ持つ”(という建前の)《ダブルモンスター》=《ダブラー》が誕生。
ギャバンと更なる激闘を繰り広げる事となった。
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