■『ビーファイターカブト』感想まとめ5■


“ビークラッシャー Oh 恐怖の四鎧将
ビークラッシャー もう 誰にも邪魔などできない”


 ブログ「ものかきの繰り言」の方に連載していた『ビーファイターカブト』 感想の、まとめ5(25話〜30話)です。文体の統一や、誤字脱字の修正など、若干の改稿をしています。

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◆第25話「帰ってきたアイツ達」◆ (監督:金田治 脚本:宮下隼一)
 ……ここ3話ぐらい、健吾の服装が一緒に見えるのは、気のせいでしょうか。
 最近メルザードの攻勢が少ない事に気が緩む甲平達だが、宇宙から飛来するエネルギーに、マザーと老師が反応。そして、 4つのエネルギーの内の一つが、メルザード戦艦の中へと落下してくる……それは、ムカデの姿が刻まれた謎のメダルであった。
 「これこそ我らを勝利へと導く力に!」
 マザーはライジャとデズルにそれぞれテレパシーを送り、後継者争いを餌に両者をメダル集めへと駆り立てる。
 「憎め、競え、我が子達よ……メルザードの勝利の為に!」
 南米アマゾンではコスモアカデミア調査チームがハチのメダルを発見するがそれをライジャ達に奪われ、 北太平洋沿岸ではデズルがカマキリメダルを入手、とワールドワイドな展開は面白い。
 クロガネ山へ落ちたと思われるメダルの調査チームがメルザードに狙われる可能性がある、と拓也から小山内博士へ緊急連絡が入り、 急遽、山へと向かう甲平達。そこでは近所の子供達とハイキングに来ていたゆいが、アカデミアの調査チームがライジャ組に追われるのを目撃していたが、 そこに同じくメダルを求めてやってきたデズル組も現れて睨み合いに。
 マザーによって憎悪と対立を煽られる両派閥が膠着状態に陥った時、偶然ゆいがサソリメダルを発見して追われる羽目になるが、 そこに駆けつけた甲平達がビーファイターへと変身。少し長めのネオビートマシンタイムの後、マザーはメダルを手に入れる為、 秘蔵の子、ヘビューザを地上へと派遣する。
 顔が物凄く怖いヘビューザの特殊能力、それは、これまでのビーファイターの戦いを全てインプットされ、把握している事。 ヘビはその能力によってビーファイターの攻撃を軽々とかわし、兄者達も参戦して一気に追い詰められるビーファイター。
 メルザードに不穏な動きが、から物語の世界の視点を広げ、お約束のデータ怪人登場で大ピンチに、という流れは悪くないのですが、 兄者・次男・カマキリが参戦すると、その虎の子の怪人がドードと一緒に高い所から見物モードに入っているのがとても間抜け(^^;  デザイン上仕方ないとはいえ、そもそもドードが前線に出てきても立ち回りが出来ないというのも、だいぶ間抜け(^^;
 「うあ〜〜〜〜〜、絶体絶命か」
 ジャミングビームも封じられ、兄者×魚×カマキリの、突然友情クロスを受けて吹き飛ぶカブトン達の戦いをモニターしながら頭を掻きむしる博士だが、 そこへ廊下を歩くと職員が次々とよけていく、強面の2人組が姿を見せる。
 「甲斐くん、なんと片霧くんも」
 そう、その二人こそ、先代ビーファイター、甲斐拓也と、片霧大作!
 髭ぼうぼうの大作から放たれる山賊オーラもインパクト強いのですが、wander_sheepさんのコメント通り、 オールバック+眼鏡+背広の拓也のインテリヤクザ感がヤバい(笑) 中身は昆虫魂の権化なので、ますますヤバい。
 「いやー、日本支部すんげー立派になっちゃって。迷っちゃう所でしたよ」
 呑気にコメントする大作……ええと、そういう局面では無いのでは。
 「ニューヨーク本部に配属された甲斐くんとは別に、派遣員としてヨーロッパの各支部を回っていた筈の。という事は、 もう一人の鷹取くんも?」
 ……だから、それどころではないのでは。
 遅れてにこやかに駆け込んできた舞だけ所属が説明されないのですが、海外支部で働いているというノリなのか、 拓也と大作に次々とハグすると、椅子に着席。
 ……先輩達が歴戦の猛者すぎて反応が超シビアなのですが、昆虫戦士は代替え可能なので仕方ないですね。
 老師もそこに降臨すると、ブラックアカデミアで封印されていた3人のビーコマンダーが解凍される。 ジャマールとの死闘を終えたコマンダー(インセクトアーマー)が、休息と回復の為に老師によって封印を施されていたというのは、 科学と昆虫魂の融合である『ビーファイター』のメカニックらしくて納得いく所で、やはりこういう形で、 世界観とギミックに連動が欲しい所。
 「今こそ力を合わせるのだ。6人のビーファイターの力を」
 拓也達3人は甦ったビーコマンダーを手にするが、クロガネ山では後輩達が無惨な最期を遂げかけていた。
 「終わりだ! ビーファイター」
 「人間どもも、この地上も!」
 当初の目的を忘れて勝ち誇る兄弟――だがしかし!
 「待て!」
 そこへ颯爽と駆けつける先輩3人……大作、なぜ脱いでる。
 「重甲!」「重甲!「重甲!」
 前作主題歌をバックに先輩3人が重甲して揃い踏みするシーンでは素直に盛り上がり、最終回は少々アレでしたが、 自分で思っている以上に、先代ビーファイター好きなのかもしれないと思ってみたり。

「ブルービート!」「ジースタッグ!」「レッドル!」
「「「重甲・ビーファイター!」」」

 「久しぶり!」
 「リキ入るぜ!」
 「行くぞ! メルザード!!」
 それにしても拓也の台詞回しがいちいち凄くドスが効いていて、インテリヤクザ感が危険水域。さすが、 世界に名だたるブラックアカデミアのニューヨーク本部勤務です。全ては、新帝国ビートルの為に!!
 「き、貴様等も……」
 「び、ビーファイター?!」
 ただでさえ連戦連敗の所に敵の戦力が倍増して兄弟が激しく狼狽、6人の戦士が並んだ所で、つづく。
 次回――真の昆虫戦士はどちらだ?!

◆第26話「悪夢!!BF対BF」◆ (監督:金田治 脚本:宮下隼一)
 映像はバンクオンリーでしたがスーパーブルービートまで繰り出す大盤振る舞いで、先輩達、 圧倒的筋力と昆虫魂によりヘビを撃破。
 爆発で残った3本の首が、金、青、赤に噛みつくも風化消滅し、ライジャ達は全員撤退。サソリメダルも拓也がゆいから受け取るが、 マザーはむしろ高らかに哄笑する。
 「ふふははははは……束の間の勝利に酔うがいいビーファイター。我が秘蔵の子ヘビューザが死と共に残した、本当の戦いは、恐怖は、 これから始まるのだ」
 ブラックアカデミアに戻ると、拓也達は他の職員どころか博士にすら情報をシャットダウンして、3人だけでメダルの分析を開始する。
 そのメダルは5年前、ジャマールとの最終決戦の頃に宇宙に生じた亀裂から飛来した、別の次元の物質なのであった。
 セントパピリア絡みなのか、ゴールドプラチナム絡みなのか、どちらにせよ、 嫌な予感しかしません(笑)
 ここしばらくの世界観軽視による、物語としての土台の弱さに不満を述べてきましたが、前回今回で一気に、 前作からの要素を色々と拾って繋げてくる形に。そして回想による前作(ジャマールとの戦い)の紹介が入るのですが、 だいぶ端折られた結果、ブラックビートの出番がなかった(笑)
 3幹部は戦闘がチョイスされたデスマルトの背後にちらっと映っているのですが、ガオームを倒したら地球に平和が戻った、 みたいな歴史の捏造が衝撃です。
 …………光と影のメモリーは海の底に放り捨てられてしまったので仕方がない。
 「この儂自身感じておる。昆虫としての、遠い記憶に繋がるような何かを強く。正体はわからん、この儂にも」
 メダルの到来は、地球上の昆虫に対して何らかの心理的影響を及ぼしており、老師は自らの職務の為に一時離脱。
 「間もなく……もうすぐ恐怖の幕が上がる。本当の戦いが始まる」
 ……前作のボスも、そんな事を言っていたら宇宙の果てから蝶々夫人がやってきてバトルショーを見物して帰っていったので、 ますます不安が募ります。
 メダルの分析を終えた拓也達は、コマンダーを返納すると何も説明せずにニューヨーク本部に戻ろうとするが、 説明を求めて食い下がる甲平。拓也達の態度に納得がいかない甲平は思いあまってメダルの入ったアタッシュケースをもぎ取るが、突如、 赤熱したビーコマンダーが拓也達を強制重甲してしまう。制御不能になったブルービートは甲平からアタッシュケースを奪い返すと、 レッドルがゆいを人質に取り、ジースタッグも一緒に外へと飛び出していく!
 甲平なりにメルザードとの戦いを担ってきた自負というものはあるのでしょうが、基本的に物わかりは良い筈の甲平が、 やたらと拓也に突っかかるのはどうも強引(^^; 挙げ句の果てに、先代3人だけでヘビを片付けたのはメダルが目的だったからだ、 とか言い出すのですが、いや、そのヘビに手も足も出なかったのは誰だ。
 今回、話の流れ自体は盛り上がっているのに、
  • ヘビ相手に完封されていたのに、先輩達が来たら調子に乗って突撃を繰り返そうとし、それを制止されて不満げな後輩3人
  • 先代がヘビを一方的に叩きのめした後、戦闘データを把握されていない3人だけで戦った理由にようやく気付く健吾(とライジャ)
  • そこで説明がついた筈の話を蒸し返す甲平
  • 明らかに様子がおかしい青にアタッシュケースを奪い返されると、「そこまでしてメダルを」とか言い出す甲平
  • 先輩達が「アーマーが勝手に」と説明しているのに、まるで事態を把握しようとしない後輩+博士
  • カブトンも強制重甲し、どう見ても自分の意思でなく緑と殴り合っているのに、「もうやめて」と呼びかけで止めようとする蘭
 などなど、後輩3人中心に全員のリアクションが物凄く馬鹿っぽいのが、非常に残念。
 先輩と後輩をわかりやすく対比させる意図があったのでしょうが、色々おかしな事になってしまいました。
 マザーの秘蔵っ子ヘビューザの隠された切り札は、昆虫戦士に注入した細胞を内部で増殖させ、昆虫魂を操作する事。戦闘中、 ヘビに噛みつかれていた6人のビーファイターはそれぞれのインセクトアーマーを操られてしまい、壮絶な同士討ちを開始する。
 「なんと、アーマーに引きずられて同士討ち……」
 前作の世界観を改めて引っ張り出してきて、そこからすかさず、魂が入っているのでその気になると勝手に動くという、 インセクトアーマーのセキュリティホールを突いてくるというのは非常に面白い展開。
 折り返しの一山で、前作を踏まえてくれたのは続編として嬉しい。
 ――さあ今こそ、ムカイダーXXXの出番だ!(待て)
 メルザードでは、不甲斐ない自らの働きに思いあまった兄者が、体の一部をマザーの卵管に飲み込ませる事で、 自らの分身ともいえる絶滅怪人ドリケライジャを誕生させると、最終作戦の覚悟を持って出撃。
 「せいぜい頑張る事だな兄者。骨は拾ってやる」
 冷ややかに見送るデズル&ドードに生き残られても正直あまり嬉しくないのですが、 兄者リタイアフラグと見せかけてデズルがリタイアしたりしてしまうのか、或いは一時リタイアした兄者が、 悪魔的奸智の持ち主「闇の使者……トリケラナイト」として帰還するのか。
 次回、風雲急を告げる兄者の命運や如何に!!

◆第27話「6大戦士絶体絶命」◆ (監督:金田治 脚本:宮下隼一)
 青が金をコンクリートブロックで殴ってる?
 と思ったら、メダル入りのアタッシュケースでした。
 ちょっとホッとした。
 ……いや、それでいいのか。
 と思っていたら、殴り合いがエキサイトしすぎて、宙を舞うアタッシュケース。
 ダメじゃないのか。
 それにしても、腹に膝蹴りからドラム缶に叩きつけに行くレッドルの戦法がエグくて、 昆虫魂による汚染度の違いをしみじみ感じます。
 アーマー性能の差に対して、先輩達は昆虫魂の汚染度+戦闘の経験値で補っているというイメージなのか、 同士討ちが互角ないし微妙に先輩達有利で展開しているのは、前作ヒーローを無闇に落とさず、嬉しかった描写。
 乱戦の輪を離れて転がったアタッシュケースを拾って逃げるゆいだが、兄者達に行く手を阻まれて逆走。その頃、 基地には昆虫会議を終えた老師が帰還する。
 「手はある。一つだけ」
 ……まーた老師マジックで解決してしまうのか、と思ったのですが、老師の帰還を知った拓也が、 自らコマンダーの強制封印を進言する、という流れになったのは、「ビーコマンダーが休息の為に封印されていた」 というのも伏線として機能して良かった。まあやはり、アクションとしては老師がえいっとミラクルを起こしてはしまうのですが(^^;
 老師が昆虫フォースでビーコマンダーとコマンドボイサーを強制封印し、6人は変身解除。 なんとか自由を取り戻すも生身となってしまった6人+ゆいに兄者&カマキリ&ドリケライジャが迫り、 6人はメダルとゆいを守るために3手に分かれる事を選択。
 とにかく動く相手を短絡的に追いかけようとする怪人に、いちいち兄者が慌てていて、凄く知力が低そうですが大丈夫でしょうか。
 ブラックアカデミアでは、博士とビットが基地に戻ってきたコマンダーを解析して暴走の原因を究明し、 博士が頭をかきむしっているだけではなく役に立ちました! ちなみに、前作では主に「昆虫パワー」と呼称していましたが、 今回は「昆虫の精」という表現が用いられ、そこはかとなくメルヘンに。
 トリケラ怪人の追撃を受けた甲平&拓也は、川落ちの末に着岸。
 「甲平……俺がやられたら代わりに、これを、ニューヨークのコスモアカデミア本部に運ぶんだ」
 「……冗談じゃねえよ! こんなわけのわかんねぇもんに命賭けられっかよ!」
 前回、拓也との対比からやたら単細胞に描かれていた甲平ですが、この怒り方は良かった。
 「……トップシークレットなんだ」
 「え?」
 「使い方次第で正義にも悪にもなる。地球の命達を脅かす危険性すらある、とてつもないパワーを秘めてるんだ」
 甲平を同じ戦士として認めた拓也は重い口を開いてメダルの秘密の一端を明かすが、 トリケラ怪人が二人を炙り出す度に無差別に火を放った事で見つかってしまう。
 ライジャ組戦闘員を迎撃していた武闘派コンビはこの炎に気付き、
 「俺は拓也を信じる! お前も甲平信じろ! 今は!」
 「戦うのみ!」
 女性陣も協力攻撃を見せて6人の息が徐々に合っていき、歴戦の猛者である先輩達のメンタルの見せ方は秀逸。
 「俺に構うな、甲平。メダルを」
 「冗談よしてくれ!」
 「甲平! 俺たち、ビーファイターの使命は!」
 「地球に生きる命を守る事だろ。だけど、先輩の命だってその一つだぜ」
 甲平の言葉にハッと目を開く拓也。
 「仲間に秘密持ってでも戦わなくちゃならない、そんな先輩の命犠牲にして、いったいなんの戦いだよ!  ……俺は……俺は絶対に嫌だ!」
 ある程度事情を説明すると、そう解釈してくれる甲平は、ホントいいヤツ。そういう点では、 さっさと説明しておかなかった拓也の失点であるのですが、苦難を乗り越える中で、 同じ昆虫戦士ではあるが物理的にも心理的にも距離感のあった6人が意気投合していき、先代主人公である甲斐拓也が、 現在の主人公である鳥羽甲平とは如何なる人間であるのかを理解する、という流れは綺麗に決まりました。
 一方アカデミアでは、封印されたコマンダーが冬眠モードに移行した事でヘビ細胞の活動が低下。 変温動物の特質を残したその弱点が判明する。
 「だが、昆虫もまた寒さに弱い……」
 「そうだった〜!」
 初めて、博士とシンクロしました(笑)
 追い詰められた6人は結局合流(しかし何とか、ゆいちゃんは逃した模様)して炎であぶられ、 前回・前々回はそれほどでもありませんでしたが、今回は金田回らしく生身アクションが盛り沢山。
 「俺は逃げない……諦めない。最後の最後まで、命を守り、戦い続ける!」
 そんな戦士の叫びに答えるかのように、昆虫魂は自らコマンダー内部の温度を下げると、ヘビ細胞の排出に成功。 更に自力で封印を解くと甲平達の元へ飛んでいき、半年間、蓄えに蓄えた昆虫魂が大活躍。
 展開としては、奇跡×奇跡に近いのですが、半年ぶりの昆虫魂大爆発という事で、個人的には許せる範囲。ただ、 その発動のキーとなる甲平の叫びが半年間の積み重ねを感じさせるものとは言いがたく、 バラエティエピソード中心で来た為にストーリーの芯になる部分が弱いという、今作の短所が山場で明確に出てしまいました。 今回、エピソード単体としては面白かったのですが、甲平の叫びの内容が第1話から特に深化が見られない (というか甲平の場合は第1話でキマりすぎていたのですが)、というのは残念だった部分。

「「「「重甲!!!」」」
「「「超重甲!!!」」」

 復活した6大戦士は揃って名乗り、戦闘機部隊を繰り出すライジャだが、まさかの旧ビートマシン、 そしてメガヘラクレスまで発進。戦闘機部隊を、メガビートキャノンによるオーバーキルで瞬殺してしまう(笑)
 メガヘラクレスは前作ラストでかなり損傷していましたし、コマンダーと一緒に封印されていたので姿を見せていなかった、 というなら納得できる話だったのですが、どさくさで再起動させてしまって良かったのか(^^;
 「行くぞ!」「決戦だ!」
 マシンを降りた6人は、前作主題歌と共に反撃スタート。これまでのお返しとばかりの怒濤の連続攻撃で、ドリケライジャ、 ほぼ無抵抗のまま、約30秒で大爆死。
 ……幹部自らの細胞を利用した、という設定にも関わらず、ここまで役に立たなかった怪人は歴史的ではないでしょうか。 何が良くないって、甲平達が生身の時にしか優勢になっていない為に全く強そうに見えず、ただの火炎放射器代わりでした。 敢えて言えば、爆死の火薬が6段階あって凄かったですが(笑)
 虎の子の怪人を撃破され、顔面蒼白、死んだ魚のような目になる兄者。
 「おのれぇ……我が分身ドリケライジャを、よくもぉ……! ビーファイター! その首六つ、我が剣で叩き落としてくれるわぁ!」
 必死に止めるカマキリを振り払い、無謀な戦いを挑んでくる兄者に対し、敢えて一騎打ちで応じるカブトン。 ランスの一撃が兄者の剣を打ち払い、必殺技が直撃すると、兄者は最後の力でアタッシュケースを回収し、 すがりつくカマキリと共にメルザード戦艦に回収される。それを追おうとするも、カブトンはブルービートに制止され、 虚空へ消えていくメルザード戦艦。
 「命を守るべき俺たちが、自分の命を粗末にしちゃいけない。カブト、君が教えてくれたんだ」
 ……改めて、1年戦って、その真逆の方向に突き抜けていた『ビーファイター』が恐ろしい(笑)
 途中の甲平の「先輩の命だってその一つだぜ」という説得は、1年間の物語的蓄積のある相手に対しては定番のテーゼ過ぎるのではと思ったのですが、 考えてみれば拓也、「おおたくや! しんでしまうとはなさけない」ノリで甦るも一度は死を体験してしまっているので、 今の命は地球の為に燃やし尽くすべし、というような心境で居たのが、その呪縛が解けたという意味合いがあったのかもしれません。
 「ご苦労だったライジャ。そこでゆっくりと休むが良い」
 存外忠誠心を見せたカマキリ娘に付き添われるライジャにはマザーの恩情が与えられ、煙の中に身を横たえ、 瞳を閉じながらも虚ろな言葉を響かせる……。
 (必ず……必ず甦ってみせる……必ず……)
 ドリケライジャがあまりにも役に立たなかった為、このままリタイアしたら悲惨すぎだった兄者は、復活フラグが出てホッとしました。 正直メルザード側の魅力は、兄者8のマザー2ぐらいで成立しているので、良い形での復帰を期待したいです。海の底で、 邪甲コマンダー拾ったりしてくてれも面白のですが。
 かくして4枚のメダルはメルザードの手に渡ってしまい、一度、日本を離れる事になる先代ビーファイター。
 「甲平、健吾、蘭。忘れるな。俺たちは再び日本を離れるが、戦っているのは、君たちだけじゃない。 平和を願う同志は……俺たちだけじゃない。いずれ、わかる時が来る」
 6人はガッチリ手を組み、どちらかを下げる事なく、先輩×後輩の二つのヒーローチームが心を合わせて逆転勝利を収める流れがテンポ良く進行して、 今回は面白かったです。
 「フフハハハハハハ……。遂に揃った。これで我らメルザードの勝利は約束された。覚悟しろ人間ども!」
 次回――闇と風の昆虫戦士登場!

◆第28話「見参!!風の昆虫戦士」◆ (監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)
 甲平以上の運動能力を見せる、留学生のマック・ウィンディが登場。ビーファイターの正体を知るらしいマックを怪しむ甲平だが尻尾を掴めず、 そんなタイミングで街がメルザードの襲撃を受ける。マザーの目的は地球の電気エネルギーを吸収して、闇の扉を開く事。 その奥で眠っていた4人の子供達にスペースメダルが合体して、グリード、じゃなかった、4人の闇の昆虫戦士が誕生する――その名を、 闇の四鎧将・ビークラッシャー!
 「しがいしょう」、の漢字は、推定です。
 サソリ、ムカデ、ハチ、カマキリからなるビークラッシャーはビーファイターを狙って行動を開始し、 いきなりテーマソングが流れるというやたら良い扱いで、3人を圧倒する力を見せつける。
 「どうした? もっと手こずらせてみろ。反撃してみろ」
 サソリの声が稲田徹さんで、個人的に得(今作が、初のレギュラー作品だったとの事)。
 「あのパワー、あの能力、まさに、インセクトアーマーのもの。ひょっとして、メルザードが作った? だが、どうやって……は?! まさか」
 不吉な気配に日本へアドバイスに来ていた老師が何かに気付いた時、戦いの場に駆け込んできたマックが、超重甲!
 「風の戦士、見参! ビーファイターヤンマ!」
 どうやらメダルの戦士らしいヤンマは、トンボウガンを操ってビークラッシャーを蹴散らし、アルティメット・メイクアップ(違う)。
 後の仮面ライダードレイク(『仮面ライダーカブト』)はかなりストレートなオマージュであったのだと、今頃になって知りました。
 立ち直ったカブトン達+ヤンマと、ビークラッシャーが対峙し、向き合って続く……て、 なんか3話ぐらい前と全く同じカットなんですが(^^;
 先輩登場+幹部一時リタイアから、強敵登場そして新戦士登場、と怒濤の展開で、外国人新戦士は意表を突かれました。 ……意表を突かれましたが、英語で喋っている時と日本語で喋っている時で人格が違っているように見えたり、 馴染んでくれるのかは凄く不安(^^;
 ビークラッシャーはビークラッシャーで、マザーは何やら心当たりがあるようですが、 視聴者にはスペースメダルの正体が不明なまま物語が進んでいくので、たまたま空から降ってきた宇宙の神秘で急に敵がパワーアップに見えてしまうのは、 どこか『ジバン』的な残念さ(^^;
 その上で、悪の昆虫戦士のデザイン的格好良さという点においては、 前作のブラックビートがあまりにも完成しすぎていた為、引っ張った末の敵サイド強化展開の割には、 前作とベースが同じ上でデザインが垢抜けない、というのはどうも冴えません。
 絶滅怪人軍団が、闇の昆虫戦士四天王で反撃に出るというのもどうもしっくり来ないのですが、メダルの戦士の秘密、 カブトン達の強化展開、と上手く繋がって盛り上がってくれる事を期待したいです。

◆第29話「暴れん坊ムカデ将軍」◆ (監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)
 宮下さん5連投。
 ヤンマの参戦によりビーファイターとビークラッシャーは4対4で対峙し、「また会おう、また戦おう、ビーファイター」と、 せっかく引きこもりを卒業したので戦いをじっくり楽しみたいと嘯くビークラッシャーは一時撤退。
 ビークラッシャーの一応リーダー格はスコーピオンという扱いになっていますが、声が稲田さんなので私が得(2回目)。
 逸るカブトンを制止するヤンマは、テントウにどこからともなく取り出した花を一輪捧げて姿を消し、 あれはヤクザ先輩の差し金ではないかと基地に戻ると、そこにはマックの姿が。
 「改めて紹介する。向こうでその甲斐くんに見出され、ビーファイターヤンマに抜擢された、マック・ウィンディだ」
 強化展開から置き去りの小山内博士は今回もまた平然と情報を止める役割を担っており、 無能さと絶妙に調和したこのあっけらかんとした人間味の薄さこそ、博士が日本支部長として抜擢された理由である気がしてきました。
 情報が与えられない自分の立場、或いは部下に情報を秘匿している状況そのものについて煩悶する事も、 状況を変えようと下手に動く事もなく、情報が与えられない事にもそれを最前線で戦う部下に伝えられない事にも、 疑問を抱かない姿勢が適材適所なのだな、と。
 全ては、新帝国ビートルの為に!
 ビークラッシャーに対抗したヤンマの力の秘密……それは、5枚目のスペースメダルにあった。実はメダルは、 5年前のジャマール壊滅時にも、次元の裂け目から地球に飛来していたのだ。
 「それをコスモアカデミアが密かに回収。5年間トップシークレットとして、甲斐くん達が分析を続けてきたんだ」
 コスモアカデミアが今回のメダル騒動に即応できたのは実は前例があったからである、というのが繋がりましたが、 それを頑なに秘密にしていた事にはどうも後ろ暗い気配が漂い……やはりこの人達、 新帝国ビートル建設の為に水面下でずっと準備していたのでは。
 「いわばこのメダルは、昆虫の精の結晶体、というわけだな」
 謎のスペースメダルですが、前作におけるブラックビートの出自や、メルザードが絶滅怪人軍団である事を考え合わせると、 その正体は、異次元で絶滅した(させられた)昆虫種族の生命エネルギーの結晶という事で、ほぼ確定か。
 BFヤンマは、そのスペースメダルをエネルギー源とした最新型ネオインセクトアーマーの昆虫戦士。前作において自分の影 (闘争本能)と向き合う事を余儀なくされ、それを葬り去って海へ沈める事で始末をつけた拓也が、 ブラックビートと同種といえる新たな絶滅昆虫エネルギー(推定)を、地球を守る力に変換したとすると、 自分自身の光と影の戦いに本当の意味でピリオドを打って乗り越えたといえるのかもしれません。
 マックは、スポーツ万能で熱血漢の“アメリカ版甲平”を基本としつつ、女性に対して積極的、 健吾からは「フェミニスト」と言われるのですが、回転寿司屋のシーンで、皿に伸ばした蘭の手をはたいており、 フェミニストなのかどうか非常に疑問が湧きます。ビーファイターテントウに対して花をプレゼントしていた事を考えると、 アーマーにしか興奮できない変態なのか。
 ゆいちゃんに粉をかけたり、店を出た所で通行人の女性に声をかけたりする姿も描いているのですが、 軽いギャグ演出がキャラクターの一貫性を著しく欠けさせてしまっており、小さなミスですが、 東條監督が今作ではどうも冴えないという印象を強めてしまいます。
 助けを求める乗客の声にバスに飛び込んだマックだが、それはムカデの罠。 暴走するバスに閉じ込められたマックを追って甲平は歩道橋からバスの屋根にダイブを敢行してしがみつくも、 バスごと崖から転落危機一髪に。そこに現れた冷血鎧将ムカデリンガーはヤンマに一騎打ちを挑んでくる。
 ビークラッシャーはいずれも自分の実力に自信を持つタイプのようですが、 ムカデが正面から一騎打ちを申し込んできてこれといってバスを人質に使うわけではない為、ヤンマvsムカデの戦闘と、 転落危機一髪の甲平&バスのスペクタクルが分離してしまう事に。この後、クワガーとテントウがバスを助けに向かい、 ヤンマを支援できない理由付けとはなるのですが、あまりスムーズな流れにはなりませんでした。
 (もう駄目か、限界なのか……)
 ムカデに追い詰められて弱気になるヤンマは、文字通りの崖っぷちで
 「ふざけるな、負けてたまるか……諦めてたまるか!」
 と叫ぶ甲平との対比なのですが、それにしても早すぎます(^^;
 「メルザード、絶体絶命でも、俺たちは決して勝負を捨てない。その中でこそ、俺たちは、燃える、戦う。地球に生きる、 全ての命を守る戦士として、ビーファイターとして!」
 甲平は自ら飛び降りて崖に引っかかったビーコマンダーを拾う起死回生の超重甲を決め、黒、紫と共にバスを押し戻す事に成功。 洗脳した人々をけしかけてくるムカデだがヤンマが洗脳システムに気付いてそれを破壊し、 似たもの同士の二人はガッツとスピリッツで意気投合。勢いでリタイアが危ぶまれたムカデだが、ビークラッシャーが勢揃いし、 今度こそ4対4のバトルになるとカブトンがヤンマから借りたトンボウガンを乱れ打ち。その攻撃を受けたビックラッシャーは、 「どうやら、闇の扉を開けた甲斐があったようだ」と負け惜しみを言うと、余裕のポーズを取りながら帰宅するのであった。
 「どんな時でも勝負を捨てず、諦めない。見直したよ、カブト。君にこそ、このトンボウガンを使ってほしい」
 「や、だ、だけど……!」
 「ビークラッシャーは強い。恐ろしいほど手強い。一刻も早く拓也に報告して、新たな戦いに備えなければならない」
 こいつ、逃げたぞ(笑)
 ヤンマはカブトにトンボウガンを託し、他にも3人、メダルの戦士が居るらしい事を伝えて帰国。
 シルエットのイメージ映像によると、
 蛍の彫刻家・蝉のダンサー・蝶のお嬢様
 という陣容に見えますが…………大丈夫なのか。
 特に蝶が宇宙的に物凄く不穏なのですが。
 新レギュラーかと思われたマックは、善玉サイドの総合的な戦力増強を示しつつ、強化武装を譲渡する役割という事になり、 レギュラーにするには難しそうなキャラだったので扱いには納得。……肝心の強化武装であるトンボウガンのデザインが、 強化アイテムとしては凄く微妙ですが……。
 BFヤンマの登場は、ドラゴンレンジャー→キバレンジャー→ニンジャマン→キングレンジャー、 と戦隊シリーズの方では定番化しつつあった追加戦士の文脈を汲む形ですが、常に使われないけど複数の予備戦力が存在する、 という見せ方は『タイムボカン』シリーズのお助けメカなども思い起こします。正確にどのシリーズ作品か覚えてはいないのですが、 何体か居るメカが回によって違うのが出てくる、というのは子供心にワクワクした覚え。

◆第30話「輝けゲンジ大地の力」◆ (監督:石田秀範 脚本:鷺山京子)
 「鋼に会っては鋼を切る! 風に会っては風を裂く! 俺は全てのものを切り裂く地獄の剣客だ!」
 柳生十兵衛みたいな事を言いながら白昼の街に出現して鎌を鳴らすキルマンティスよりも、 公園の真ん中に突っ込んでくる乗用車の方が映像として怖い(笑)
 どうしてカマキリ娘とモチーフが被っているのか非常に疑問な切り裂きマンティスの刃はしかしネオインセクトアーマーの装甲すら易々と切り裂き、 倒れるカブトンとクワガー。逃げ遅れた老女を助けて後から合流したテントウも苦戦し、弱点を探ろうとハイパービートスキャンを起動するテントウだが、 その背後に老女に化けてビーファイターを分断していたハチの一刺しが迫る!
 テントウ危機一髪のその時、煌めく光がハチとマンティスの動きを止め、やたら格好良くヒーロー歩きで現れたのは、 新たな昆虫戦士――
 「光の戦士! ビーファイター・ゲンジ!」
 ヤンマは、大きすぎるゴーグル・相撲のまわしに見える腰回り・水色+緑の軽すぎる配色、とどうも微妙なデザインでしたが、 ゲンジは、黒ベースに銀と赤のラインが映える引き締まった配色・ややブラックビートに似た鋭めの目元・ 黒ゴーグル+銀マスク+赤ヘルメットというファイヤーを思わせるヘッドデザイン、が合わさってなかなかの格好良さ。
 右手の サイコガン ライトニングキャノンでマンティスを撃退したゲンジは、 インセクトアーマーの自然治癒能力を強化する、テントウ専用のメンテナンス装備・ブライトポインターを取り出すが、 テントウは何故かそれを起動する事ができない。
 「今の君に、これ、渡せない」
 プログラムを解析して手を加えようとするテントウからポインタを取り上げたゲンジの変身者は、南米支部から来た男、 フリオ・リベラ(なお演じるのは、後に平成のライダーアクターとして名を馳せる高岩成二)。
 「起動しない原因は、君だ」
 大事なメダルを堂々とリストバンドにはめているのが気になるフリオは、問題はメカニックではなく、 スキャンに気を取られて背後からの敵に気づかなかった蘭の昆虫魂の不足と指摘。この後繰り返し、 「お前はまだ明鏡止水の域に達していない」と蘭に駄目出しを行う事に。
 恐らく蘭が第3話で、交通プログラムの修正を優先するあまり助けを求める子供の声を聞き逃した事を踏まえて、 ヒーローとしての意識は身につけたけれども、マシンに頼りすぎて戦士としての本質を見失っているという位置づけにされたのかと思うのですが、 蘭が機械文明に溺れているというよりフリオの野生の勘が発達しすぎに見えて、少々不条理。
 また、ハイパービートスキャンがテントウアーマーの特殊機能である事も含め、 一つの事に集中すると周囲への注意がおろそかになるというのは確かに短所ではありますが、 同時にプログラマーとしての蘭の特性でもあり、そこを潰してしまっていいのかは疑問が浮かびます(^^;
 しかしまあ考えてみればフリオ、南米支部から来たという事はマスター・ウララの弟子である可能性が高く…… 仕方がない気がしてきました。
 「流派昆虫不敗は!」
 「王者の風よ!!」
 メンテナンス機能を逆に用いればインセクトアーマーを粉砕できるのでは、とマンティスとハチはポインター奪取の為に蘭を罠にはめて捕らえ、 ハチが蘭に変化。うまくフリオを騙してポインタを入手しかけるが、そこに縄抜けをした本物の蘭が駆けつけると、 フリオに治療を受けた手の甲をかざし、キング・オブ・ビートルへの目覚めを語る。
 「あなたの言ったことが、やっとわかった。大切なのは、心!」
 20話あまり忘れ去られていた昆虫魂が再浮上した途端に世界をあっという間に侵食し、 すっかり別の作品のような事に。
 蘭は生身のまま、強烈な衝撃波を出すポインタの攻撃機能を発動してマンティスとハチを吹き飛ばし、なんだか、 ご町内の平和を守る美少女仮面のような。
 「自然と一つになって生きる。メカだけに頼らず、心で判断する。それが昆虫戦士、ビーファイターよ!」
 この数話の間に、『重甲ビーファイター』→『ビーファイターカブト』→『重甲ビーファイター2』 とタイトル変更レベルで作品世界のルールが変化しており、今作オリジナルとしては何の蓄積もない為に強引もいい所なのですが、 前作を踏まえると理解はできるという、凄まじい荒療治。
 メイン3人が次々と、真・昆虫戦士という名の鋳型に、後ろから蹴り飛ばされて填め込まれていきます。
 テントウが今度こそスーパーメンテナンスを発動させてカブトンとクワガーのアーマーが復活。 インプットマグナムとトンボウガンを合体させるのは定番ギミックですが、30話近くなって出てきた追加装備にしてはどうも冴えません(^^;  テントウもポインタをマグナムと組み合わせ、インパクトフラッシュでマンティスとハチを撃退。 3戦士に個別の追加武装が与えられるというのは好みの展開ですが、その為に、一つ一つのデザインやボリューム感が犠牲になったのでしょうか。
 「3つの武器揃った時、最強の銃、完成する。インプットライフルだ」
 全ての追加武装が揃った時、最強の合体武器が誕生する事を伝えて、フリオは帰国。甲平は蘭とフリオの間の雰囲気をからかい、 何故かケーナをプレゼントされた蘭はフリオを見送りはにかむのであった……。
 新章突入し、敵のテコ入れと味方の新武装に追加戦士を絡めて世界観を広げ、 その追加戦士をゲスト扱いする事で国際色豊かな設定を可能とし、コスモアカデミアの背景とも繋げる、というのは面白い転がし方。 ヤンマもゲンジも安っぽい作りにせずヒーローとしての姿をしっかり見せているのも良い所です。
 ただ、何を芯にして何を描きたいのか不明瞭だった『ビーファイターカブト』が突然、 これまで劇中にほとんど存在していなかった要素で主人公達の後頭部を殴りつけて反省を促すという展開には、どうにも困惑(^^;  その為、ポインタ起動のくだりに説得力の生まれようが無いのですが、この路線修正が上手い形に結実してくれるのを期待したいです。
 次回、最近、没個性化の激しい健吾はやはり女性キャラと絡むのか?! と思ったら、まさかのお笑い要員?  予告の限りでは扇澤さんの匂いが濃いですが、さて。

→〔その6へ続く〕

(2018年7月25日)
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