■『仮面ライダー電王』主な登場人物紹介■
(※内容には、筆者の偏見と妄想を含みます)
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- ◇野上良太郎/仮面ライダー電王 (佐藤健)
- 本編主人公。1988年12月26日生まれ、“現在”の特異点。
気が弱く、体が弱く、おまけに不幸体質。道を歩けば犬に吠えられ、財布を落とし、チンピラに絡まれ、
定期的に不幸の連鎖コンボで死ぬような目に遭っていたが、黒いパスケースを拾った事から不思議な列車――デンライナーを目にし、
仮面ライダー電王へと変身、時の運行を変えて現在を我が物にしようとするイマジンと戦う事になる。
良太郎自身は戦いのセンスも技術も皆無な為、単独で変身するプラットフォームは極めて貧弱だが、
モモタロスらイマジンを憑依させた状態で変身する事によって、電王の各フォームを発動し、高い戦闘力を引き出す事が出来る。
主人公でありながら肉体的には非常にひ弱だが、憑依したイマジンから肉体の支配権を取り返したり、
複数のイマジンを憑依させるなど、常人にはとても無理な事をやってのける、強い精神力と折れない芯の持ち主。
その優しさは時に無防備で愚かであるが、他人を信じ続ける事が出来る強さを秘めている。
早くに両親を亡くして祖母と姉と育った為か、かなりのシスコン。ある理由から姉を非常に心配しており、
姉の経営するライブラリーカフェ「ミルクディッパー」で働いている。ネーミングセンスが残念。
「やらなきゃいけないと思ったら、やるよ。これからも。人助けとかそんなんじゃなくて、
出来る事があったらやるだけなんだ」
- ◇ハナ (白鳥百合子)
- 打撃系ヒロイン。もとい、時という名の戦場に降り立った、一人の修羅。その拳は鉄をも砕き、
その蹴りは風をも切り裂く(※若干の誇張が含まれています)。いっけんフェミニンな容姿とは裏腹に、
着ぐるみとセメントで掴み合う、武の申し子。
過去も未来も超え、虎だ、おまえは虎になるのだ!
その正体は、未来から来た特異点であり、イマジンによって“自分の時間”を消されてしまった少女。“現在”を守る為、
オーナーと契約してデンライナーに乗っており、仮面ライダー電王になれる存在・野上良太郎を見いだした事で、
共にイマジンと戦う事になる。
戦闘力特化のステータスの為、交渉力などは低く、口より先に手が出、考えるより先に走り出すタイプ。基本的にフリーダムであり、
無愛想で突っ慳貪。丁寧な確認や説明などとも無縁の存在だったが、良太郎や愛理、ナオミとの接触により、
徐々に柔らかさを得ていく事になる。
「こういう勝負事は、黙って見てられなくて」
- ◇野上愛理 (松本若菜)
- 良太郎の姉で、なごみ系ヒロイン。
男性の脳に極めて強い影響を与えるフェロモンを放出しており、経営するライブラリーカフェ「ミルクディッパー」
は彼女に恋い焦がれる男性の常連客が数多い。しかし他人からの好意を感知するセンサーが故障しており、
「ミルクディッパー」において彼女宛てのプレゼントは全て、忘れ物として処理されるという、悪魔の天然。
趣味にして特技はコーヒーのブレンド。フェロモンの効果抜きでも美味らしい。また、不幸かつ体の弱い良太郎を常に心配しており、
良太郎向けの特製健康メニューを作成するが、そちらは健康にこだわりすぎるあまり、味の方は二の次。
魔愛理空間を発動する事で大抵のトラブルを緩和する事ができる為か、のんびりとしていて物事に動じない性格だが、
内には芯の強さを秘めており、根っこの所で似たもの姉弟。
「でも、変わっちゃうのよね。みんな同じ所には、居られない。このブレンドと、同じかな。ただ、覚えている事は、
確かじゃない?」
- ◇桜井侑斗 (?)
- 愛理の婚約者。謎の失踪を遂げるが、イマジンと電王が跳んだ過去にその姿を見せる。いったいその目的は……?
- ◇尾崎正義 (永田彬)
- ミルクディッパーの常連。愛理にまとわりついて懲りずにアプローチを繰り返し続ける羽虫A。
甲高い声で鬱陶しい喋り方でテンションが高く、押しが強い。職業は記者で、取材と称して女の子と遊び歩いている割には、
ほどほど有能な模様。三浦とは愛理を巡る空しいライバル関係にあるが、なんとなく友人でもある。
- ◇三浦イッセー (上野亮)
- ミルクディッパーの常連。愛理にまとわりついて懲りずにアプローチを繰り返し続ける羽虫B。オカルトに傾倒しており、
スーパーカウンセラーを自称。イマジンの憑いた良太郎を見て、「悪霊に取り憑かれている」と思い込み、除霊しようと考えている。
尾崎に比べると気が弱いが、実は催眠術のスキルが無駄に高い。
- ◇モモタロス (SA:高岩成二/CV:関俊彦)
- 良太郎に憑依したイマジン。イメージモチーフは、桃太郎+鬼、一言でいえば、バカ。二言でいえば、喧嘩好きのバカ。
も一つ付け加えれば、喧嘩好きだが気のいいバカ。
言動・行動全てがチンピラで、難しい事を考えるのは苦手。暴れられればそれでいい、という後先考えない迷惑な性格だったが、
良太郎に憑依して電王となり、良太郎を相棒と認める事で、その目的と在り方は、少しずつ変化を見せて行く。
単細胞だが無神経というわけではなく、意外な気遣いを見せる面も持つ。良太郎にとっては、最初にして無二の相棒であり、
最も強い信頼関係のあるイマジン。
憑依時の電王は、ソードフォーム。必殺技はエネルギーを込めた切っ先を飛ばす「俺の必殺技」。幾つかのバージョン違いがあり、
単純な性格とは裏腹に、もっとも多彩な技を持つ電王。戦闘は基本的にケンカ殺法である為、弱い相手にはとことん強いが、
正面攻撃の通じない相手は非常に苦手としている。平均すると電王4フォームの中では一番弱い疑惑があるが、良くも悪くも、
テンションの揺れ幅による戦闘力の上下が最も激しく、ノリと気合いと根性による爆発力に関しては、4フォームで屈指。
「いいか……俺に前振りはねぇ。最初から最後まで、徹底的にクライマックスだ」
- ◇ウラタロス (SA:永徳/CV:遊佐浩二)
- 良太郎に憑依した第二のイマジン。イメージモチーフは、浦島太郎+亀。息をするように嘘を吐く天性のサギ師で、
そんな自分に誇りを持つ騙しのスペシャリスト。女好きであり、その口の巧さは主に、ナンパに使用される。他、
ナンパに用いると思われる、様々な特技の持ち主で、小器用。イマジンカルテットの中では知性派であり、
ただひとり情報収集で役立つスキルの持ち主だが、根っこは喧嘩好きで、モモタロスとは度々張り合う事になる。
また、各種スキルの便利度(特に話術)が高すぎる為、今ひとつやる気のない性格に設定されている。
憑依時の電王は、ロッドフォーム。必殺技はロッドを投げつけ相手の動きを止めた所に放つ飛び蹴りで、
イマジン時も電王時も、蹴り技を得意とする。相手を翻弄する戦法を好み、時に卑怯も辞さない食わせ物。
「言葉の裏には針千本、千の偽り、万の嘘。それでもいいなら……僕に釣られてみる?」
- ◇キンタロス (SA:岡元次郎/CV:てらそままさき)
- 良太郎に憑依した第三のイマジン。イメージモチーフは、金太郎+熊だが、良太郎とは別の契約者のイメージであり、
カルテットの中では唯一、良太郎のイメージからは誕生していない。イマジンの本分を忘れ、
契約者の為に本気で望みを叶えようとするなど、一本気で善良、人情味溢れる渡世人ないしバンカラ属性。
ただし思い込みが強く、周囲を見ない為、良かれと思った行動が、しばしば暴走となる。
口癖は「泣けるで!」で、「なく」という単語に異常に反応を示す。特技は、どこでもすぐに寝る事。
憑依時の電王は、アックスフォーム。必殺技は大ジャンプから相手を真っ二つにする「ダイナミックチョップ」。
相手を倒した後で技名を言うのが特徴。イマジン時と同様に極めて頑丈であり、単純な接近戦での攻撃力・防御力においては、
4フォームで最強と目される。
「強さにもランクがあってな……オレの強さは、泣けるでぇ」
- ◇リュウタロス (SA:おぐらとしひろ/CV:鈴村健一)
- 良太郎に憑依した第四のイマジン……だが、実はウラタロスと同時期に良太郎に憑いた後にしばらくその存在を隠しており、
憑いた時期でいえばキンタロスよりも先輩に当たる。イメージモチーフは、龍の子太郎+龍。その存在を他の3人に感づかせないなど、
格段に強い憑依能力と支配力を持ち、本気で憑依した場合は良太郎を押し込めた上で、他の3人からのコンタクトを完全に遮断する事が可能。
ある目的を持って良太郎に憑依したが、愛理のフェロモンの波動を受けて、良太郎とともに戦う事になる。
動物好きで、動物を傷つける相手には敵も味方もない、面倒くさくなると一般市民も容赦なく銃撃するなど、
言動も行動もマッドで、悪い意味でマイペースな、戦慄のツッコミ殺し。他人の精神に対する強い干渉能力を持ち、
指を鳴らす事で他者を簡易洗脳、また洗脳したダンサーズを即時召喚する事が出来る。特技はブレイクダンス、趣味はお絵描き。
憑依時の電王は、ガンフォーム。必殺技はチャージしたエネルギーによる、特大の3点バースト射撃。ただでさえ遠距離攻撃に加え、
銃撃の破壊力が高く、また華麗なステップによって至近距離での回避能力にも優れており、総合的な戦闘能力は4フォームで最も高い。
「倒すけどいいよね? 答えは聞かないけど!」
- ◇オーナー (石丸謙二郎)
- その名の通りのデンライナーのオーナーで、イマジンの攻撃から時の運行を守る為の、良太郎、ハナ達の戦いの協力者。
とはいえ、基本的には傍観者ないし観察者の立場であり、積極的な支援は行わない。デンライナーのルール運用に関しては非常に厳密であり、
時の運行を乱しかねない行為に関しては例外を認めず厳しく対処する。何かと思わせぶりな言動が多く、怪しげな人物で、
様々な妙な特技の持ち主。趣味は、チャーハンやプリンの真ん中に立てた旗を倒さないようにしながら少しずつ食べるスポーツ。
「人の記憶は、強く、脆い。そしてまた、残酷であり、優しい――」
- ◇ナオミ (秋山莉奈)
- デンライナーの乗務員。主な仕事は、食堂車での配膳など。趣味はコーヒーを淹れる事と、奇天烈なブレンドを作り上げる事で、
もしかしたら愛理の隠れたライバルなのかもしれない。その魔手が生み出すブレンドコーヒーは人間には概ね不評だが、
なぜかイマジンには愛好される。
基本的には賑やかし要員であり、いっけん何も考えてないように見えるが……何も考えていないのかもしれない。時々、
当社比3倍ぐらいで言動がきつくなる。
「ていうか、愛想つかされちゃったんじゃないんですか?」
- ◇桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス (中村優一)
- もう一人の、桜井侑斗。
「時の運行を乱さない為に過去の桜井侑斗と関わるな」と良太郎に警告しに現れるが、その関係と目的は不明。
もう一つの時の列車であるゼロライナーをある人物から預かり、仮面ライダーゼロノスに変身する、もう一人の仮面ライダー。
他人と関わる事を嫌い、良太郎にも厳しい言動で接するが、時の運行を守る事に関しては極めて真摯。好きなものは星とプロレス、
嫌いな物はしいたけ。高い運動力を持ち、憑依無しでもゼロノス・アルタイルフォームでイマジンと互角に戦闘可能。
「最初に言っておく。俺は、かーなーり、強い!」
- ◇デネブ (SA:押川善文/CV:大塚芳忠)
- 桜井侑斗と契約しているイマジン。心配性で面倒見の良いオカン気質で、侑斗の保護者的存在。和食の巨匠にして、
裁縫も得意など、数々の家庭的特技を持つ。また、どこからともなくキャンディーを取り出すのも特技。
侑斗と対照的に人当たりが良く、しばしば、他人の心理を勝手に善意的に解釈する。
指先が射撃武器になっており、中距離戦を得意とするが、非常に頑丈で属性防御も高い(鈍感)。
ゼロノス・アルタイルフォームと合体する事で、ヴェガフォームにチェンジ。より高い戦闘力を発揮する。
「いや、謝る」
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